3日から元麻布ギャラリー平塚で個展を開催する 西村 丈彦さん 桃浜町在住 74歳
○…「西村丈彦まちかど個展」としてシリーズ化し、今後年に2回ほどのペースで展覧会を開催する。3日から開かれる第一回目の展示テーマは「海への憧れ」だ。絵画に加え写真や著作、さらにバンジョーやマンドリンを使ったブルーグラス音楽とウクレレのバンド演奏も行う多彩なアーティスト。のびのびと自身の世界観を表現する。
○…山や海を描いた風景画や静物画など幅広く描く。中には道路脇の排水溝のブロックを描いたものも。「普段見慣れている景色でも、よく見てみると1つ1つに個性があるんです」。目を輝かせながら、日常の中に潜む美しさについて穏やかに語る。一方音楽では、自身が主宰する「ビレッジ教室」で楽器を教えながら、マンドリンやブルーグラスのクラブと合同演奏会を企画するなど、精力的に活動。妻と娘、息子と結成したファミリーバンドで一躍注目を浴び、全国を飛び回っていたことも。音楽を通して多くの人とのつながりを生み、楽しい時間を共有していった。
○…千葉県流山市出身。高校時代、美術部とマンドリンクラブを掛け持ちし、自分が輝ける場所を見つけた。代表作『鵜原』は、油彩を始めて半年、高1の冬に描いた。「明るい気持ちが色彩に表れていますよね」。仲間達と切磋琢磨したころを思い、笑みがこぼれる。22歳で平塚にに移り住み、中学の教師として35歳まで勤務。退職後マンドリンの個人教室を開講。その後ブルーグラスやギター、絵画も教える教室となった。
○…「音楽はたのしみ、絵はよろこび」と、自身の中で音楽と絵には明確な違いがあると話す。「絵を描くことは自分と向き合うこと。自分が満足できる良い絵を描きたい」と、今後の活動を展望した。
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