６月から平塚安全運転管理者会の会長に就任した 薬丸 達也さん 横内在住 54歳
安全もチームプレーで
○...自動車を利用する事業所で安全運転を呼びかける「安全運転管理者」。市内２６１社が所属する平塚安全運転管理者会の会長に６月から就任した。「交通事故は誰もが一番身近に危険な目に合う場面。免許を持っていない子どもも運転者に対しても『自分は大丈夫』という思いを払しょくしていきたい」。まちの事故事例を見て感じてきたことをゆっくりと口にする。
○...平塚警察署や交通安全協会などと連携して街頭キャンペーンをしたり、市内の高校へ訪問し自転車通学時の注意啓発をしたりと、会員をはじめ関連団体と協力し合い、チームプレーで安全を守る。「事故件数などネガティブな情報は遠ざけられがちだが、身近な事例を知ることが、一人ひとりの当事者意識につながる」と話す。
○...福岡県出身。幼い頃から車好きだったといい、「自分の足では行けない場所へワープさせてくれる、夢がつまったもの。男の子はメカが好きなんですよ」とにこり。大学では自動車部品に携わる機械工学を学んだ。当時生産していた日産製のスポーツカー「フェアレディＺ」への憧れと、ものづくりに携わりたい思いから日産車体株式会社に就職。「初めて購入した車はスカイライン。父が乗っていた車です」と、車愛あふれるエピソードに頬を緩ませる。入社と同時に市内へ移住した。「故郷も海が近くのどかな場所。その点は平塚と似ているかも」
○...市内には安全運転管理者がいる事業所でも、安全運転管理者会に参加していないところもあるという。「加盟は任意だが、より多くの企業に賛同してもらいたい。１件でも交通事故を防ぐために協力してより良い手助けができたら」。まちの安全を縁の下で支える覚悟をにじませた。
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