湘南ベルマーレひらつかビーチパークのライフセーバーで監視長を務める二角(ふたかど) 怜治さん東海大学法学部3年 20歳

掲載号:2018年7月19日号

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浜辺の安全 次代に継承

 ○…小麦色の肌と厚い胸板、誠実な語り口が頼もしい。昨年9月に就任してからライフセーバー28人の長として率いてきた。トレーニングを重ねてきた平塚のビーチで知らないことはない。「安心安全の責任を強く感じる。無事故はもちろん、訪れたすべての人に平塚の海を楽しんでもらいたい」と、51日間の夏を見守っている。

 ○…東京都北区に生まれ、母親の手ひとつで育った。兄の影響で5歳から始めたサッカーは、攻撃から守備まで器用にこなす柔軟性が評価され、東海大付属高輪台高校に進学した。しかし熾烈なレギュラー争いと、監督との意見の食い違いで出場機会に恵まれず、徐々にやりがいを失っていく。「大学では新しいことに挑戦したい」。ライフセービング部の門を叩いた。

 ○…「かっこいい、自分もなりたい」と語る将来の夢は消防士。人命救助のために危険の最前線に飛び込んでいく姿が今の自分と重なった。「発言や立ち振る舞いのすべてが憧れ。ライフセーバーを通して、人を助ける仕事が、自分のやりたいことだと気が付いた」と目を輝かせる。趣味は映画鑑賞で、アメリカンヒーローが世界平和のために戦う「マーベルシリーズ」のキャプテン・アメリカがお気に入り。「人助けや正義のためなら自己犠牲をいとわない。そんな姿が自分と重なるのかも」と舌を出す。

 ○…「事故を未然に防ぐのが自分の役割」と、就任直後からノートを取るようになった。事故症例や救命方法に加えて遠征先の浜で出会ったライフセーバーの言葉、監視長としての悩みを綴る。「先人の貴重な経験やノウハウを少しでも次の世代に共有できれば」。潮風で変色したページににじむ言葉が、未来の海水浴客の笑顔につながると信じている。

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