神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

(社)神奈川県建築士事務所協会平塚支部長一級建築士 齋藤 清さん 大磯町在住 59歳

公開:2011年9月16日

  • X
  • LINE
  • hatena

オールマイティーに日々研鑽

 〇…大磯町と二宮町、平塚市の建築士22名が加盟する、社団法人神奈川県建築士事務所協会平塚支部の支部長を務める。同支部では行政に協力して防災訓練の際に住宅の耐震相談を受けたり、建築知識の普及のために講演会を開催したりするなど、地域貢献にも尽力。防災週間にあたる今月3日には二宮町が主催した木造住宅の無料耐震相談会に建築士を派遣した。明日17日にも二宮町保健センターで相談会がある。「阪神淡路大震災で亡くなった人の多くが古い木造住宅での圧死だった。大きな地震が来た時、揺れが治まるまでの一定の時間は命を守れるように住宅の耐震化を図っておくことが必要」と説く。昭和56年の建築基準法改正で耐震基準が強化されており、それより以前に建てられた木造住宅は耐震診断を受けておくのがよいそうだ。

 〇…同協会が防災への備えをテーマに横浜で9月9日・10日に開催した「みらいふれあいフェスティバル」では、宮城県の建築士の講演を聴き、課題も見つかった。東日本大震災で被災した建築物の危険度を確認する応急判定に建築士が行こうにもガソリンが不足。自転車やオートバイ、徒歩で1軒1軒訪ね回ったという。通信網が一切使えなかったことも活動を妨げた。「危険度判定に赴く足の確保。また、避難所となる学校の体育館や公共施設の安全性を一番先に確認しなければならない。地盤が固い地区と軟弱な所を予め把握し、優先順位をつけて応急判定を行うシステムを築いておく必要もある」と提言する。

 ○…平塚市出身。県立大磯高校OB。大学卒業後、平塚の建築事務所で働き、26歳で独立。「まちの建築士」として住宅や店舗、病院、幼稚園、寺の本堂など様々な建物を手掛ける。常に現場に携わり、法令の改正、工法や資材の進化、発注者の要望などに柔軟に対応するために日々研鑽を積む。建築士見習い中の息子と(有)さいとう設計企画を運営する。4人家族。
 

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

一條 裕喜(ひろよし)さん

第91代大磯警察署長に3月19日に就任した

一條 裕喜(ひろよし)さん

大磯町在住 54歳

4月26日

沖山 奈美さん

インドの手仕事を取り入れた服飾ブランド「maNika」責任者の

沖山 奈美さん

大磯町在住 45歳

4月19日

小澤 恵里さん

総合型地域スポーツクラブ「さとまちのみりょく」代表の

小澤 恵里さん

中井町在住 31歳

4月12日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月5日

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook