大磯町のご当地ナンバープレートをデザインし採用された 飯田 美咲さん 大磯町在住 20歳
馴染みの海で町を表現
○…大磯町は合併60周年記念事業として原動機付自転車のナンバープレートにオリジナルデザインを施した「ご当地ナンバー」を交付。応募されたデザイン案39作品の中からインターネット投票、最終選定などを経て採用作品として選ばれた。プレートには海と空、町の花ハマヒルガオや観光キャラクターいそべぇ・あおみが描かれている。「選ばれると思わなかったので驚きましたが、表彰までしていただき光栄です。応募を勧めてくれた父は喜んで『原付を買って付けるぞ』と言っています」と頬を染める。デザインは町に関する情報を自分で集め、「大磯らしさと言えばやっぱり慣れ親しんだ海」と決めた。構図は直感で思いつき、1週間ほどで作り上げた。
○…現在は都内の専門学校2年生。漫画・アニメーションコースで漫画の背景や人物を描く練習、デッサンなどを行っている。物心ついた頃から絵を描くことが大好きで、「頭から手が生えている人の絵を上手と褒める両親に育ててもらったからですかね」と照れ笑い。「頭の中に浮かんだ、自分しか想像できないものを形にできるのが楽しい。反面、技術や知識が足りなくて思い通りに書き表せないのが難しい」と語る。
○…3歳で大磯へ。小学生の時は「本当に人見知りで、ひとり机でジコジコ絵を描いていた」と振り返る。変わったきっかけは中学で入部したソフトテニス部での活動。厳しい練習や上下関係、仲間との触れ合いを通して「3年間で精神面が鍛えられた」。高校はお菓子作りを学ぼうと平塚農業へ。専門学校を卒業した後はアパレル業界で接客業に就きたいという。「やっていることに一貫性がないですよね」と言いつつ、常に挑戦したいことへ素直にぶつかってきたからか表情は朗らか。「これからも住むなら大磯。何もないと思っていたけれど、人は優しいし自然がいっぱい」。目の前に広がる海を眺めて、まぶしそうにほほ笑んだ。
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