二宮町商工会青年部「第32回ふれあい広場」の実行委員長を務める 二見 浩史さん 二宮町在住 36歳
子どもたちの夢育む
○…二宮町ではおなじみの一大イベントとして定着した「ふれあい広場」を10月16日に開催する。若手経営者や後継者らが集まる商工会青年部の実行委員長を務め、部員たちとともに準備に奔走。子どもを主役に据えた職業体験を今年も行う。演劇と謎解きゲームを組み合わせたレクリエーションやアートイベント、音楽ライブなどもある。「お父さん、お母さんたちにも楽しんでもらえる内容です」
○…親の仕事を見せることで子どもたちに夢を持ってもらいたい。家族が一緒に楽しむ時間を作り、もっと絆を深めたい。4年前から始めた「こども職業体験」には、そんな思いが込められているという。自身の仕事である保険については「子どもに説明するのが難しいかな。でも、危険を回避する能力を身に付け、お金の大切さをしっかり学んでほしい」。職業人として、3人の子の父親として、爽やかな笑顔を見せる。当日は会場全体を回り、10月が乳がん撲滅・検診推進月間にあたることもあって、セルフチェックに役立つ触診モデルを展示ブースに置く。
○…二宮町出身。海があり、吾妻山がたたずむ自然を間近に「のびのびと自由に育った」と振り返る。大学卒業後、都内の不動産会社に就職。投資関連の業務を担当し、1年間契約が取れなかったという。しかし「ここで辞めたら何も残らない」と、上司や先輩を見て倣い、勉強に励んだ。「初めて売れた仕事は大きな自信になった。今につながっています」と語る。
○…父が興した保険会社を継いだ。株式会社マインズプラス代表取締役。働き盛り。地域活動にも積極的に携わり、「親から愛情を注いでもらったように、子どもにもそうしたい」という良き家庭人だ。趣味のテニスは学生時代にコーチをした腕前。スマートに理想の人生を充実させている姿が伺える。「悩みや葛藤もありますよ」。互いに励まし、刺激し合う同世代の仲間の存在は大きい。
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