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中井町のキャラクター「なかまる」の竹製キーホルダーを手作りした 升水 義夫さん 平塚市在住 71歳

公開:2016年10月14日

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始めたらとことん極める

 ○…中井町のキャラクター「なかまる」を一つひとつ手描きした竹のキーホルダーを100個製作した。昨年暮れから取りかかり、8月に完成。中井中央公園で10月16日に行われる「美(み)・緑(りょく)なかいフェスティバル」で、ペン立てなど他の竹製品とともに販売する。収益金は町社会福祉協議会へ寄付される。

 ○…交通事故で障害を負い「福祉に少しでも恩返しがしたい」と出店する、同町在住の知人のために一肌脱いだ。「絵心がなくて」と謙遜するが、竹のプレートの曲面に「なかまる」の輪郭を見本なしですらすらと描いてみせる。「100個も描いたら覚えちゃった。目がしょぼしょぼになったけれど」と苦笑する。「手に取ってくれた人に喜んでもらえれば、ありがたい」

 ○…趣味の竹加工を始めたのは、サラリーマンをしていた15年ほど前。花器や筆立てなどを作り、家族や友人、世話になった人へプレゼントした。子どもに人気のキャラクターを描き入れた作品は孫に喜ばれた。通りに面した作業場に作品を並べていると、「譲ってほしい」と声を掛けられることもたびたび。「竹製の花入れは茶道や生け花で使うのにいいそうです」

 ○…作品づくりは、中井町の竹林などで竹を切らせてもらうことから始める。「高さ20mの竹でも、材料に使えそうな部分は5、6m位」。残りは破砕し、竹林の肥料に。質の良い竹を育てることにも気を配る。半年から1年かけて乾燥させ、皮をむき、加工に入るが、ひび割れや黒ずみが生じて「何度失敗したことか」。それでも「試行錯誤が経験になる」と前向きだ。

 ○…「竹も人と同じように個性がある。時間を経た風合い、面(つら)がいいんです」。飴色の光沢を出し、繊維が美しい縞模様を描く花器を手に、竹の魅力を語る。平塚駅南口の花壇やプランターを自治会で手入れしており、種を撒いて花を咲かせるのが楽しいという。「やるからにはとことん」が性分。

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