50周年記念事業を企画した大磯町商工会青年部の部長を務める 吉川 喜徳さん 大磯町国府本郷在住 35歳
仲間と共に 大磯の魅力探し
○…結成50周年を迎えた大磯町商工会青年部の記念事業として、親子によるまちあるきイベントを20日に行う。「町なかを歩き回る機会がない子どもにも楽しんでもらえるように」と、宝探しをコンセプトにした冒険マップを作成。JR大磯駅周辺や海側、松並木が東海道の名残を残す宿場通り周辺などを探検してもらう。商店、史跡などに立ち寄って謎を解き明かすことで「地域のことをもっと知ってもらうきっかけになれば」と期待する。
○…生粋の大磯町民で、祖父の代から続く大磯不動産に勤務。社長である父親の下で賃貸管理を担当している。大磯に住む人の多くは静かで良い所と口にするが、移住したある女性からは『遊ぶ場所も食べる場所も、何もなくてつまらない』と不満をぶつけられた。「自分にとっては重い問いかけです。セカンドライフを楽しむ町というだけでなく、若い人や何気なく立ち寄った人にも、魅力が伝わる町にするにはどうすべきかを考えていかないといけない」
○…青年部には24歳で加入した。3人の先輩部員が自宅まで押しかけ、「断る術はありませんでした」と笑う。「さまざまなことにチャレンジできる環境があり、異業種との顔が見える付き合いもできる。経営や町のことを議論するのも、貴重な経験です」。活動部員は16人と多くはないが、大磯の将来を思う同志とともに熱い情熱を注ぐ。
○…身長180cmを超えるすらりとした体躯ながら、「体重が90kgあった時期もありました」。減量に成功以来、ジョギングやヨガ、ストレッチで健康づくりに余念がない。今年は湘南国際マラソンでのフルマラソン挑戦が目標だ。楽しいことには目がない性格で、青年部長としても「面白い活動を多くの人に広めたい」という。先輩部員から連綿と受け継がれる郷土愛を後世につなげるため、記念事業では地図を手に子どもたちが町に繰り出す姿を楽しみにしている。
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