神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ラディアンで写真展を開くシャッタークラブの会長を務める 多田 靖幸さん 小田原市在住 78歳

公開:2018年1月26日

  • X
  • LINE
  • hatena

レンズ越しの感動追う

 ○…11人の会員が所属するシャッタークラブで、四季折々の自然を写真に収めている。2月7日からは、28回目を迎える写真展を二宮町のラディアンで開催。「吾妻山に菜の花が咲く時期でもあるので、観光ついでに会員の作品も楽しんでもらえたら」と期待する。

 〇…月1回の例会を開き、プロカメラマンの講評を受けながら撮影技術の向上に励む。年2回の撮影会では箱根や伊豆、日光など山紫水明な観光地を舞台に、お気に入りの景色を見つけては撮影に没頭。「仲間同士で訪れるのも良いですが、1人で自由に撮るのも気楽ですね」と、時間を見つけて単身旅行に赴くことも。北海道や裏磐梯では身を切るような冬の寒さも忘れ、美しい雪景色にシャッターを切った。

 〇…岩手県花巻市生まれ。少年のころ、父親が蛇腹カメラで撮影した写真の現像を手伝うため部屋の一室にこもり、現像液の臭いが立ち込める中で仕上がりを見届けた。「あの経験があったおかげで、心のどこかに写真への興味があったのかもしれません」。本格的にカメラを始めたのは、定年を控えた50代後半に兵庫県へ単身赴任してから。真新しいフィルムカメラを手に大阪の万博記念公園へ出かけ、花壇に咲く紫のアガパンサスをファインダー越しにのぞき込んだ感動が、20年に及ぶキャリアのスタートラインだった。

 〇…東日本大震災から2カ月が経ったころ、妻の実家がある岩手県大槌町を夫婦で慰問した。津波で堤防が崩れ去り、船が民家の屋根に乗り上げる悲劇のような光景の連続。目を背けずカメラを向け続けたのは、記憶を後世に伝え残すことが必要だと感じたからだ。数年後に義弟の依頼で提供した写真が、復興を期す地元住民を勇気づけたと感謝されたという。「記録することの大切さを写真が教えてくれました」という経験は、見る人の機微に触れる写真を生涯のテーマに掲げるきっかけにもなった。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

一條 裕喜(ひろよし)さん

第91代大磯警察署長に3月19日に就任した

一條 裕喜(ひろよし)さん

大磯町在住 54歳

4月26日

沖山 奈美さん

インドの手仕事を取り入れた服飾ブランド「maNika」責任者の

沖山 奈美さん

大磯町在住 45歳

4月19日

小澤 恵里さん

総合型地域スポーツクラブ「さとまちのみりょく」代表の

小澤 恵里さん

中井町在住 31歳

4月12日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月5日

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook