45周年を迎えたゴルフ愛好会「百合が丘会」の会長を務める 竹内 龍雄さん 二宮町百合が丘在住 80歳
同好集いの場を守る
○…百合が丘のゴルフ愛好家が集い、１回目のコンペを開いたのが１９７５年のこと。以来、奇数月に開催し続けて３月に２７５回を迎える。45周年の記念大会でもある今回は、賞の数を増やして盛大に催す予定だ。会長職を引き継いで10年。「ここまで来たからには後何回と言わず、長く続けていきたい。それにはルールとマナーを守るなど、みんなが心からゴルフを楽しめるような雰囲気作りが大切」と語る。
○…東京都品川区の出身。技術職で日本航空へ入社し、整備や労務、新規航空会社の立ち上げにも携わった。教師を志して働きながら夜学に通い、教員免許を取得して専門職の新入社員に数学を教えていたことも。26歳の時に百合が丘に居を構えた。「前年に結婚し、分譲のチラシを見て見学に来た。まだポツポツとしか家がない頃で、緑が多い所が気に入った」。羽田への通勤は電車で２時間はかかったが「座れて、本もたくさん読めた」と苦にならなかったそう。転勤で家を空けることも多かったが４人の子に恵まれた。
○…転勤でサンフランシスコにいた頃にゴルフをおぼえた。「仕事仲間との交流に必須で始めたが、すっかりのめり込んでいた」と苦笑する。帰国後に百合が丘会を知ったが、すぐに長崎へ転勤。３年後にようやく入会できた。「毎回違うゴルフ場で開催するようにしているので、色々なコースを楽しめる所が良い。プレー後に二宮の中華料理店で開く懇親会も楽しい」とにっこり。
○…もう一つの趣味は家庭菜園。「リフレッシュできて、手をかけるほど良いものができる所も魅力」。多く穫れた分は、奥さんが子どもたちに送って喜ばれているという。一色小学校の裏山で仲間とヤマユリの里づくりにも取り組む。
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