大磯・二宮・中井版 掲載号:2020年3月20日号 エリアトップへ

大磯のギャラリーでとんぼ玉の作品展を開いた 塚本 昭子さん 横浜市在住

掲載号:2020年3月20日号

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自然の美をガラスに込めて

 ○…ガラスの中で色とりどりの花が咲き誇るような作風のとんぼ玉が特徴。大磯で2回目となる作品展には多くの人が訪れ、前回購入した作品を身に着けたリピーターの姿に「とても嬉しい。次は大磯の『町の花』のハマヒルガオをモチーフにした作品も作りたい」と意欲を膨らませる。

 ○…生まれ育った山形県米沢市の雪景色や、関東より一カ月ほど遅れて開花する春の花々などが創作の原風景。また共働きの両親に代わって面倒を見てくれた祖母の影響も大きい。「和裁・洋裁をこなし、センスもあるおしゃれな人。ほしい物を自分で作ることができるということに気付かせてくれた」。大学進学で上京し、卒業後に大手企業で営業に奔走する日々の中でも「常に物づくりへのあこがれが心の奥で燻っていた」という。結婚・出産を機に山形へ戻り、子育てに専念していた頃に転機が訪れた。

 ○…子どもに手製のものをと洋裁教室に通っていた時、近隣にとんぼ玉作家・宗片典子氏の工房があることを知り体験教室に参加した。炎に触れたガラスの色や姿の変化の美しさ、無心となって無から有を生み出す面白さに引き込まれ「生涯の仕事にしよう」と決心。弟子入りを志願して、宗片氏の下で玉づくりの基本から様々な技法を学んだ。花をモチーフにした作品づくりは、祖母が大切にしていた庭の光景から。優美なデザインがバイヤーの目に留まり、百貨店やギャラリーで展示するようになった。

 ○…2人の息子の独立を見届けて3年前、横浜に自身の工房「Veil」を構えた。集中力を必要とする作品づくりの息抜きは「甘いものとワイン。海を見に行くこと」。「身に着けた人の魅力を引き立てるような作品を作り続けたい」と目を輝かせて微笑む。

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