神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

八坂神社祭礼を行った二宮町の元町地区代表者会代表を務める 帰山 訓(さとし)さん 二宮町富士見が丘在住 69歳

公開:2020年7月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

地域の伝統つなぐ

 ○…新型コロナウイルスの終息を祈願して、二宮町の元町地区にある八坂神社の祭礼を7月18日に斎行した。例年は2日間で行うところを1日に短縮。神輿渡御は担いで練り歩くのはやめ、トラックに載せて巡行した。10カ所に設けていた御旅所は5カ所にしたが、各所で神事を執り行い、地域の人には距離を取って神様を拝んでもらった。「コロナ禍の状況で、お祭りのやり方の一つのサンプルになると思う。ここまで準備していただいた関係者の皆さんに感謝です」と話す。

 ○…4月初めに神輿渡御の中止が決定。感染拡大が落ち着き、元町神輿保存会が「神輿をトラックに載せて町内を回るのはどうか」と提案した。疫病を払う神を祭る八坂神社の祭礼。その原点といえるのが、祈りと感謝を捧げることだ。「伝統ある元町の夏祭り。過去に中止や簡素化はありませんでした」。関係者が協議を重ね、知恵を絞り、工夫を凝らして「新しい様式」を祭礼に取り入れた。「地区の行事が何もなくなってしまうのは寂しい。これが続くと地域のコミュニケーションが薄れてしまう」と訴える。

 ○…自動車メーカーで品質管理や海外の工場での指導などに携わった。仕事に打ち込んだサラリーマン時代、地域のことは「女房に任せっきり」。定年退職後、本格的に地域デビュー。町内会の役員や宮世話人を務めた。「地域に知り合いが増えた」と柔和な笑顔を見せる。35歳の時、その年齢の住民が神輿を担ぐ習わしで神輿を初めて担いだ。「アドレナリンが出る、あの高揚感は癖になります」

 ○…新潟生まれ。結婚を機に住んだ二宮町は「のんびりしていいところ。ご縁ができた」。ドライブや定年前に勉強を始めたカメラが趣味。

大磯・二宮・中井版の人物風土記最新6

一條 裕喜(ひろよし)さん

第91代大磯警察署長に3月19日に就任した

一條 裕喜(ひろよし)さん

大磯町在住 54歳

4月26日

沖山 奈美さん

インドの手仕事を取り入れた服飾ブランド「maNika」責任者の

沖山 奈美さん

大磯町在住 45歳

4月19日

小澤 恵里さん

総合型地域スポーツクラブ「さとまちのみりょく」代表の

小澤 恵里さん

中井町在住 31歳

4月12日

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

バレエダンサーでミュージカル俳優の

永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)

平塚市出身 38歳

4月5日

大塚 正夫さん

昨年12月、瑞宝双光章を受章した、大磯小学校、国府小学校元校長の

大塚 正夫さん

小田原市南鴨宮在住 88歳

3月29日

重原 聡さん

湘南デンタルケアークリニックを運営する医療法人社団悠星の理事長を務める

重原 聡さん

二宮町在勤 63歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook