大磯・二宮・中井版 掲載号:2020年11月13日号 エリアトップへ

大磯町で個展を開催している 渡辺 せつ子さん 大磯町西小磯在住 

掲載号:2020年11月13日号

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感情表現追い求める

 ○…自然の中の不思議さや面白さを見つけ、家の周りのみかん園の風景や生き物を題材に創作している。「農園に猫がすみついて絶えたことがない。作業をしていると、猫がトカゲやバッタを捕まえて食べていることも。見ていて飽きません」。ギャラリーさざれ石で11月23日まで個展を開催中。威厳たっぷりの老猫、対峙する猫とカエル、野の花やみかん園などを描いた油絵約20点が並ぶ。果実を手に佇む女性が印象的な絵は、今年の日展の入選作品「結果自然成」のシリーズ。

 ○…小田原市出身。絵を描く祖母など芸術に親しむ親族がいて、幼い頃から母が与えてくれた絵筆を握った。中学では美術教師を慕い、その教師が学んだ高校と大学へ進学。小田原市の中学校や国立大学の附属中学校などで16年、美術を教えた。退職後は先祖代々、大磯で農地を守ってきた家の仕事と画業に勤しむ。家族で夏場の摘果作業に汗を流し、実りの秋を迎えた今、収穫の喜びはひとしおのようだ。

 ○…具象絵画の美術団体・日洋会の評議員。「絵を介して人と知り合い、勉強になる」と話す。創作へのあくなき探求心や強烈な個性がみなぎる画家たちに圧倒されるという。「90歳を超えて病を抱え、構成や色も力強い絵を描く先輩がいる。人としてどう生きるか教えられている」。100歳を前にした故片岡球子さんの講演会で「若輩者でございます」と聞き、「学ぶべき表現は無限にある」と感じた。

 ○…「ただの写実ではいけないし、対象物から離れ過ぎてもいけない」。様々な物を借りて自分の内面や感情を表現するのが自身の絵だと語る。「物に即して描くことと、自分の好きなように描くことの間を行ったり来たりしながら、修業は終わりません」

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