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絵画展を開く 三澤 裕子さん 大磯町在住 

公開:2012年6月15日

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飾らない、自然体

 ○…取材はアトリエ。室内は画材の香りに包まれており、デッサン画や人物像、風景画など創作中の作品が目に映る。ついさっきまで創作していたようだ。「私はどちらかというと計画的に作品を仕上げるタイプではなく、描きたいと思った時に描くタイプなので」。夫婦で開く絵画展『夏至・ふたり展』を6月15日(金)〜25日(月)まで大磯中学校向かいの『Live Art Galleryすとれんじふるうつ』を会場に開催する。「見に来て頂いた方に、絵を描くことの楽しさが伝えることができればと思っています」と話す。「絵って楽しいもの。材料も題材も決まりはありません。自由なの」とやさしい眼差しでこちらを見る。

 ○…ゆっくり語りかけるような話し方。印象は飾らない自然体。絵の魅力を聞くと「絵は鉛筆など書くものと紙があればすぐ描けるのよ」と傍にある鉛筆と紙でサラッとスケッチする。「描いていると絵の世界に入り込める。想像しながら描けるところが絵の魅力」と声が弾む。

 ○…子どもの頃は、引っ込み思案な性格だという。小さい頃から絵を描くことが好きだった。美術系の高校、大学へ。しかし、絵の授業は自身の感覚とは違っていた。「授業では、いつまでにこの絵を完成させなさいというやり方。授業なので当然ですが、私にとって絵を描くことに期限や描き方などを定められるのがどうしても納得いかなくて」と胸の内を明かす。その後、師と仰ぐ先生との巡り合いや様々な人との出会いを通じて前進していった。

 ○…絵画教室を運営。「皆さんと時間の共有が幸せ」と話す。自身にとって絵はどういう存在かを聞いてみた。するとキーワードは「心の環境」だ。「人は様々な環境に身を置いている。心が晴れやかになることもあれば病むこともある。心の環境が崩れると病んだりするのだと思う。私にとって絵を描くことは心の環境を整えることかな」とやさしく微笑んだ。
 

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