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国際姉妹都市の米国・ラシン市にホームステイした横浜桜陽高校2年 横地 望さん 大磯町在住 16歳

公開:2012年9月7日

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”伝える力”が結ぶ新たな友情

 ○…デニム地の短パンにピンクと紫のボーダーTシャツ。8月7日、成田空港に帰国した彼女は達成感に満ちていた。大磯町と姉妹都市提携を結ぶアメリカ中西部に位置するウィスコンシン州ラシン市へホームステイ。同町などから旅費の一部を補助され、高校生3人とともにアメリカで2週間を過ごした。「貴重な体験をさせてくれた町に育ったことを誇りに思う」と感謝の意を口にする。忘れられない16歳の夏となった。

 ○…大磯町の国際姉妹都市はラシン市とオハイオ州デイトン市。約30年に渡り、大磯町姉妹都市協会は町内の高校生を両市に派遣してきた。春先に応募し、面接選考で14人の中から選ばれた。渡航する4人を集めて開かれた説明会ではリーダーに立候補。現地ではまとめ役を全うし、ホストファミリーをはじめ多くの人々と積極的に友好をはかった彼女だが、「幼い頃から誰にでも開放的なわけではなかった」という。

 ○…転機は2年前。英語講師を務める母親の知人から誘われたのをきっかけに、英会話教室へ通い始めた。「オープンな性格になったのはそれから。慣れない言葉で自分の思いを伝えるためには、表情やジェスチャーを存分に活用しないとダメなんです」と語る顔には満面の笑み。現地では、ホストファミリーで同い年の女子校生・アンディやその友人らと美術館、動物園などを訪問。渡航目的の1つに挙げた日本文化の紹介も、和食を振る舞ったり、華道の家元である父親から学んだ生け花を披露したりして成し遂げた。「自発的に情報発信することで相手との距離は縮まると感じた。今回の経験を糧に、いろんな人と関わっていきたい」

 ○…アンディと過ごしたのはわずか数日間だったが、親交を深め、心を通わせた。だからこそ、外出先では自分に似合う洋服を真剣に選んでくれた。それが帰国時のファッション。英語で培うコミュニケーション能力が結んだ友情の証だ。
 

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