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「420クラスヨット世界選手権2015」に出場する 金子裕貴(ひろき)さん 中井町田中在住 15歳

公開:2015年6月5日

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視界開くヨットのホープ

 ○…2020年の東京五輪を視野に入れるセーラーの一人。420(ヨンニーマル)と呼ばれる全長4・2mの二人乗りヨットの世界選手権に出場する。佐賀県唐津市で7月に開かれる同大会には20〜30カ国からユース世代の選手約290人が集う予定だ。昨年末、代表選考を兼ねた全日本選手権で当選枠の次点になり、3月の東日本大会で入賞。世界大会への切符を掴んだ。「唐津の海は全日本と同じ会場。目指すは1位」と頼もしい笑顔をみせる。

 ○…江ノ島ヨットクラブジュニア所属。父・裕一さんに連れられ、小学4年の時に妹の絵美利さんとヨットを始めた。一人乗りの小型艇でセーリングの基礎を学び、面白さにのめり込む。しかし、小中学生向けで安定性のあるヨットは、体重の軽い方が有利。体格が大きくなるにつれ、楽しさよりも苦難が増していった。「レースで年下の子に前を切られた」。成績のためにダイエットをする子どももいるというが、母・利恵さんは成長期の息子に弁当を作り、しっかり食べさせた。「結果を急がない」両親やコーチ、周りの大人が見守った。強靭な体力と精神力を必要とする420級へ移った今、諦めずに堪えた日々は無駄ではなかった。

 ○…「しぶきを浴び、陸上では味わえないスピード感がたまらない」とヨットの魅力を話す。ペアを組む1学年上の相棒が舵取り役のスキッパー。自身は体で艇のバランスをとり、海の状況や進路を判断するクルーを務める。「どんどん速度が上がっても怖くない。二人とも笑っちゃってテンションが上がるタイプ」と息の合った様子を語る。 

 ○…礼儀正しい高校1年生。学校では水泳部で活動。英語力をつけようと、日直日誌を英語で書き、英語教諭の担任に添削を受けているという。「オリンピックに出るヨット選手はアスリートとして優れ、頭も良く、全てを備えた人」。競技以外でも自らを高める努力をコツコツ続ける。

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