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3連管オカリーナの製作者・演奏者で、オカリーナ波の会の会長を務める 波多野 杜邦(とほう)さん(本名 泰義) 開成町在住 62歳

公開:2016年12月9日

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オカリーナの奥深さ追求

 ○…「誰でもすぐに演奏できて、ずっとできる」。温かく澄んだ音色が特徴的な楽器オカリーナ。指穴の押さえ方や息づかいの強弱などによって、奏でる音は十人十色だ。「何年続けても極めたいことがたくさんある。奥が深いです」。19世紀半ばにイタリアで誕生したというオカリーナの魅力をそう語る。

 ○…県教育委員会が主催した二宮高校での公開講座「オカリーナ製作と演奏」で講師を務めた。この時の受講生が中心となり、オカリーナ波の会を結成。2011年から演奏活動を行い、各地の音楽イベントなどにも出演している。12月17日には二宮町町民センターでクリスマスコンサートを開く。ソロや二重奏による「ドナウ河のさざなみ」「恋のバカンス」、全員合奏での「ハレルヤコーラス」など多彩なジャンルの曲目を披露するという。同会に集うのは40代から80代まで28人。「真面目で前向き。楽しいことが好きな仲間です」と柔和な笑顔をみせる。

 ○…東京生まれ。14歳の時、オカリーナと出会う。修学旅行先の京都で土産物を探すつもりが脇道の楽器店に足が向き、「陶器製の珍しい楽器」を手に入れた。「曲集が付いていて、吹きながら帰りました」と思い出を語る。独学でオカリーナを演奏。多摩美術大学で日本画を学び、高校の美術教師になった。教材研究としてオカリーナ作りを始め、「タイスの瞑想曲」を演奏したい思いから、3オクターブの音域を出せる3連管オカリーナを2005年に製作。実用化に成功した第一人者であり、「イカロス」と名付けて世に送り出した。

 ○…オカリーナの作り方について同好の士たちと情報を交換したり、時には粘土の型を提供したりすることも。演奏指導や個人でのステージ発表のほか、「開き直りの素人」と称して作曲・編曲も手がける。部屋には陶芸家の夫人の花器と自作の絵の衝立が並ぶ。「あちらは芸術家。私は芸人」と飾らない人柄が印象的。

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