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平塚市中央公民館で8月6日(日)、「フラメンコ・アンダルシア」を公演する 小松原 庸子さん 東京都在住 86歳

公開:2017年8月4日

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ほとばしる情熱 今もなお

 ○…華やかでダイナミックに、時に妖しく、寂しげに舞い踊る――。長きにわたり日本のフラメンコシーンを支えてきた第一人者が6日、主宰する舞踊団を率いて公演を行う。構成・演出・振付・美術は全て自らが担当。今年は趣向を変え、本場スペインからダンサーを招致するという。「辛いことが多い世の中ですが、綺麗で情熱が詰まった踊りで元気を与えたい」と話す。

 ○…常盤津の師匠だった父を持つ邦楽一家の長女として、東京・柳橋(現在の台東区)に生まれた。日本舞踊やバレエ、演劇に打ち込み、フラメンコとの出会いは28歳のときだ。「当時来日していたピラール・ロペスの日本公演を見て、その美しさとドラマ性、人間の生きていく姿が表現されていたことに衝撃を受けました」。1962年に単身でスペインに飛び、現地の舞踊団に入団、数年にわたる修行を経て帰国した後は「スペイン舞踊研究所」を都内に開所した。指導者として数々の生徒を育成しながら、自らも演者として日本のフラメンコシーンをけん引してきた。

 ○…「湘南の人は親切で優しい人が多い。大好きな場所です」。今年3月には、二宮町にあった教室を平塚市に移した。クラスでは基本から本格的な踊りまで細やかに指導。国内外を公演で飛び回る多忙人だが、自身も月に2度ほど足を運び、教鞭をとっている。「自分が今まで体験してきたことを表現することがとても大切。歌や踊りで感情を表してもらいたい」と思いを寄せる。

 ○…芸能の世界に長く携わったからこそ、舞台芸術に対する思いは人一倍強い。例えば地方公演では、冒頭に踊りの楽しみ方やリズムの大切さなどを説く時間を設けている。「全く知らない人でも鑑賞を楽しんでもらいたい」という思いから生まれた仕掛けだ。「フラメンコはただ単純に踊っているのではない。人間の喜怒哀楽が詰まった、ドラマティックな芸術なんです」

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