ミカンアロマオイル開発の中心を担った大磯町商工会女性部の部長を務める 高橋 みどりさん 大磯町高麗在住 60歳
今を楽しむ 笑顔のリーダー
○…「初めての試みでしたが、不思議とやればできると確信していました」。商工会女性部が中心となり、銀行や大学と連携して開発した摘果ミカンのアロマオイル。その完成発表を終え「ホッとした一方で製品を世に出していく責任を感じています。関わってくれたたくさんの人たちの期待に応えたい」と前を見据える。周囲まで明るくなるような笑顔が印象的だ。
○…東京都町田市の出身。「おてんばだったかも」と振り返る少女時代は、学校から帰って荷物を置くと、すぐに学校へとんぼ返りして校庭で日が暮れるまで遊んでいた。「学校に行くのが好きで、何をしていても楽しかった」と懐かしむ。専門学校を卒業して信用金庫に入り、長男出産まで勤めた。大磯で3人の子どもを育てながら夫が経営する会社の経理を担当し、女性部や交通安全母の会などにも参加。「家でじっとしているよりも外に出て色々な人と接するほうが向いている。今が一番充実しています」とにっこり。
○…女性部には15年ほど前に入会。高齢者施設での奉仕活動や町のイベントの手伝いなどに取り組んだ。2年前に部長に就任した際「何か新しいことをやってみたら」と周囲に勧められたことをきっかけに大磯特産のミカンを活用したアロマオイルのアイデアが浮かんだ。「外から来た人間だから、大磯のもつ魅力に気付けたのだと思う。大磯の女性は働き者で一生懸命な人が多い。販売開始に向けて一緒に頑張っていきたい」と意気込む。
○…フラダンスを始めて10年。「素敵な先輩や先生に囲まれてとても良い時間。幸せです」。出演するイベントが近づくとキッチンで料理をしながら練習することも。料理好きで孫も「ばあばのご飯」が大好き。「もうすぐ3人目が産まれるの」と嬉しそうに笑った。
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