平成23年4月1日付けで 秦野市教育委員会委員長に就任した 望月 國男さん 渋沢在住 68歳
「生涯稽古」を貫く
○…「やれって言われたから」と笑うが、目には信念が宿る。分け隔てなく付き合い、信頼関係を築くことで組織をまとめあげる。「教育委員会の職員や教職員とともに子どもたちの”生きる力”を育てていきたい」と意気込む。
○…7人兄弟の末っ子として山梨県に生まれた。教師だった16歳と15歳年上の2人の兄の「”人間担任”としては生き方を、教科担任としては知識を、その両方教えるのが教師」という姿に憧れ、教育の道を目指す。大学卒業後、念願の教師になり秦野市へ。学校だけでなく市教育委員会など教育の場で尽力してきた。特に力を入れたのは校長時代に行った「地域と協働した学校づくり」。「PTA」に生徒と地域を組み込んだ「PTSCA」を提唱し、活動に励んだ。その精力的な行動を評して「こんな校長滅多にいないよって笑われたよ」と苦笑する。「ここに来たから今がある、皆にも会えた」と振り返る。
○…退職後は東海大学課程資格教育センターで教授職を務め、現在は非常勤講師として教鞭をとり、かつての自分のような”教師の卵”を育てている。やりがいは「教育に携わる若い人の成長に関わること」。ときには学生との距離を縮めるため酒を酌み交すなど、フットワークは軽い。教員となった卒業生に電話をかけ様子を聞くなど、「学問に限らない”人間担任”としての教師」の姿は健在だ。
○…文科省からの依頼で県外の教育委員会で講演、教育専門誌への寄稿執筆を行うなど活動の幅は広く、忙しい毎日を送る。教育委員会委員長としては、今年から始まった幼小中一貫教育の課題整理が当面の目標だという。モットーは尊敬する兄たちから受け継いだ「生涯稽古」。”教育とは”という質問に対し、深く考えた後「人の心を耕しながら、自分の心も耕すこと」と真っ直ぐな瞳を向ける。地域や学校、多くの成長に尽くす「教育の耕し手」は、いつでも学びを忘れない。
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