秦野市議会第59代議長に就任した 高橋照雄さん 市内南矢名在住 63歳
郷土を愛する秦野っ子
○…「二元代表制の一方の長として、責任の重い立場であることを自覚して、議会運営にあたっていきたい」と言葉に力を込める。依然財政が厳しい中、全国的にも先進的と言われる公共施設の再配置など、将来に向けた秦野市の取り組みは多岐に渡る。そうした中でも「議員としての考え方をしっかり持ち、行政をチェックしていきたい」と鋭い眼差しを向ける。
〇…建設関係の会社で役員を務めていた55歳の頃、地域の先輩議員から後継者として声をかけられた。「最初は断ったんだ。でも地域の代表としてがんばってくれって言われてね…」と、会社を辞めてチャレンジした結果、当選を果たした。「右も左も分からなかったけれど、先輩に教わりながら一所懸がんばった」と話す新人議員の頃。以来、8月の選挙で3期目の当選を果たした。
〇…秦野生まれの秦野育ち、生粋の秦野っ子だ。農家の生まれ、子どもの頃は家で乳牛を飼っていた。「子どもの頃、朝オヤジから乳搾りして来いって言われるのが嫌だったな。裕福じゃなかったし、おやつなんか畑でとれたサツマイモとかだったよ」と、懐かしい子どもの頃を振り返る。
〇…夫人と娘の3人でくらし。趣味は沖釣り。釣り船に乗っていろんな魚を釣る。釣り上げた魚は自らさばくとか。「最近はすっかり忙しくなっちゃって。春にアジ釣りしたのが最後かな。また行きたいんだけどぁ」と、まるで沖を見つめるように視線が遠い。
〇…秦野市議会は、今年の6月議会で自ら議会基本条例を制定した。「条例にある通り、市民に開かれた議会を目指して、公平性と透明性を確保していかなければならない」と真剣な表情で身を乗り出す。さらに「議員定数など、早急に議会改革に取り組んでいかなければならない。議会活性化特別委員会も組織された。議会一丸となって結果を出していきたい」と、意気込んだ。
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