第24回全国健康福祉祭くまもと大会に県代表として剣道部門に出場する 木村 勉さん 元町在住 62歳
お肉屋さんは”剣道の達人”
○…「私は”まだ若造”なんです」と朗らかに話す。昨年11月に行われた「ゆめかながわスポーツ健康シニアフェスタ」の剣道大会で、180人の参加者が集う中、3位に入賞したことが今回の出場選考の決め手となった。「勝てると思ってなかったことが勝てた理由かな。勝とうと思うと負けるのが武道の試合。無心が勝利の秘訣」と優しく話す瞳の奥の鋭さ、ピッと伸びた背筋が、歩んできた剣道の道を物語る。
○…普段は市内で70年以上続く肉屋の2代目主人。国産肉にこだわりを持ち「外食しても、うちの肉の方がおいしいってやっぱり思っちゃうよね」と茶目っ気たっぷりに笑う。剣道は店を継いだ20歳の時、健康を考えて始め、現在も週1回の稽古、後進への指導は欠かさない。「稽古の後の爽やかさがたまらない。”生涯剣道”の精神の元、これからも生活の一部として剣道を続けたい」と秦野市剣道連盟理事長の2足のわらじを履きこなす。
○…妻と3人の子どもは皆剣道経験者。娘の1人は高校時、全国大会に出場した程の腕前。「防具かついで5人で出かけて。楽しかったなぁ」と昔をしみじみ振り返る。子どもたちは皆独立したが、大会出場の際に家族で応援に来るなど、繋がりは今も強い。現在の趣味は”孫”。近くに住む息子夫婦と孫が訪れると、声のトーンに弾みが付く。「”じいじ”はメロメロなのよね」と妻のお墨付きだ。
○…出場資格60歳以上、通称”ねんりんピック”。シニアの国体とも称される同大会だ。10月15日からの本番への意気込みは「プレッシャーに弱いからどうなるか」と苦笑しつつも「礼を持って礼を尽くす、気迫ある試合をしたい」と気合十分。同大会唯一の市からの代表。「支えて下さっている方のためにも、秦野市代表の心持ちで頑張りたい。私が出場することで剣道に興味を持ってくださる方が市民にもっと増えれば嬉しいですね」と笑顔で宣言した。
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