秦野市の商品・サービス等の全国へのPRや販売を目指す、秦野商工会議所内はだのブランド推進協議会(岸司朗会長)が、新しい統一ブランド「みっけもん秦野」をスタートさせる。現在、ブランド認証への申請を受け付けており、審査を経て9月下旬に第1期の認証品が発表される予定だ。
現在市内では、農業、観光、商業の分野でそれぞれ独自の地域ブランドが展開されている。
市農産課は、2004年度から農産物や農産加工品を対象に「丹沢はだの名水そだち」を開始。市観光協会では1983年度から食品や工芸品、栽培品などを「観光協会推奨品」として、現在79品目を認証している。また商工会議所では、2006年度以降、ブランド育成事業として、特産品の八重桜を原料とした菓子や酒など4品を開発、販売している。
こうした流れの中で、生産者、市民や観光客などから「どれが秦野の名産品なのか分かりにくい」といった声が寄せられていた。また、各団体がブランド振興に独自の取り組みを行っているため、一本化した広告宣伝やイベントといった効果的なPRができていないという課題も挙げられていた。
新しい統一ブランド「みっけもん秦野」には、各団体の地域ブランド商品であっても申請できる。同協議会では「それぞれの力を結集して、より効果的に訴求していきたい」とし、全国へPRすることで秦野のイメージ向上、市内経済の活性化につなげたいとしている。
ロゴマークは湧水、桜、丹沢をイメージ
「みっけもん秦野」のネーミングは、掘出し物のことをいう秦野の方言「めっけもん」に、「見つけたもの」の意味を加えて付けられたものだ。
4色に色分けされたロゴマークは、水色が湧水や水無川、ピンクは八重桜や桜並木、グリーンは丹沢や豊かな自然、茶色は秦野の大地をイメージしているという。商品のイメージにあわせてモノクロのタイプも用意されている。ブランド認証品には、このロゴマークのシール貼付が義務付けられる。
認証は3年ごとに更新がある。またブランド認証品の募集は、1年に数回程度行われる予定だ。
第1回目の統一ブランド認証申請は7月31日(火)まで受付中。問合せは同協議会【電話】0463・81・1355。詳しい応募条件や申請関係書類については、ホームページhttp://www.hadano-brand.jpからも入手できる。
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