秦野版 掲載号:2012年11月24日号
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ノンフィクション・ノベル『チャイニーズ・リング』を出版した 黒川 正弘さん 北矢名市在住 60歳

鋭い視点 穏やかな語り部

 ○…本職は化学系研究開発企業の特許申請部。全国で行っていた講演会を本にしたらどうかという周囲の提案をきっかけに、「特許界」の過去・現在・未来を書いた3冊を出版することに。今作は2作目になる。

 ○…研究職にとって情報は即ち企業の財産。特許業は企業の財産を守る職で、現場を知る元技術者が多いのだという。自身も化学畑で30年以上研究職に就いた後、5年ほど前に現在の特許業務へ異動した。今回の本は、友人、周囲の話や自身が働く中で感じている「特許の現状」を描いたノンフィクション・ノベルだ。

 ○…小説の題材は下請け中小企業の生き残りをかけた中国企業との特許戦争。「特許界はあまり知られていないけれど、実は私たちの生活に密接に関わる世界。考えてもらうきっかけになれば」と読みやすさを重視し、情景が映像として浮かぶ文章を心がけた。

 ○…今まで執筆経験は無かったが「はまっちゃってねぇ。楽しくてしょうがない」と口を開けて笑う。原稿執筆はパソコン。平日は仕事を終え帰宅してから2時間ほど、休みは丸一日執筆することもある。息抜きに行うジョギング中に構想が浮かぶことも多い。出会った人やニュースなど全てが小説の題材なのだという。

 ○…奈良県出身。現在も穏やかな語り口調に少し奈良訛りが残る。職場に合わせ約20年前に秦野に居を構えた。「良い家庭作りのためには奥さんが幸せなのが一番」と笑う愛妻家。昨年出版した特許3部作1作目はその名も『これからの特許の話をしよう 奥さまと私の特許講座』。実際に奥さんとお酒を飲みながら特許の話をしたエピソードをもとに書いたのだという。娘、息子たちも揃ってお酒を嗜み、家族団欒のひと時を楽しむ。

 ○…昨年、科学技術誌に寄稿した文章が、同誌のエディター賞を受賞。現在は「特許の未来」を描く3作目を鋭意執筆中だ。特許界の語り部の筆が唸る。
 

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