ハワイで学んだ本場のフラダンスを普及しようと各地で活動している ナツコ ミカエレさん 東海大学前駅近くでフラ教室を開校
フラ魂を伝えたい
○…ハワイから伊勢原への転居を機に、秦野でフラダンス教室「Keʼena AʼoHula O Kapua」を開校する。これまではハワイと日本を往復しながら厚木と平塚、清川で教室を主宰し、約100人の生徒に教えていた。「本場で学んだ経験を元に、技術だけではなく心の部分まで教えることが出来たら。フラ魂を伝えたいんです」と意気込みを見せる。
○…平塚育ち。目立ちたがり屋で運動が好きな少女だった。琴やフラダンスを教えていた母に勧められ10歳でフラダンスに挑戦するも、「当時は乗り気じゃなくてすぐ辞めてしまった」と振り返る。習字やピアノ、水泳など何をやっても続かなかったが、16歳の時に母に連れられ見に行ったフラダンスのショーで衝撃を受けた。「心に迫るものを感じ、もう一度やってみよう」と再挑戦を決意。すぐにのめり込み、高校の放課後に東京までレッスンへ通い終電で帰る日々を送った。
○…卒業後は1年のうち、ビザの有効期限いっぱいの3カ月をハワイで過ごしフラダンスを勉強。残りの9カ月は日本で働きながらお金を貯めるフラ中心の生活が続いた。「16歳から今までフラは片時も離れたことがない。まさにフラバカです」と笑う。練習の成果は現れ、大会でも徐々に賞を獲得。2005年にはホノルルフラフェスティバルのソロ部門で優勝するなど、着実に実績を重ねた。
○…趣味のスノーボードは、昔はプロになりたいと思っていたほど。現在新たに挑戦したいことは裁縫で、「衣裳を自分でデザインしているけど作れない。時間があったら習いたい」と話す。ハワイ系米国人の夫と子ども2人の4人暮らし。「フラが一番だったけれど、結婚後は家族との時間が何よりも大切になった」と優しい顔に。お腹には3人目の子どももいる。「フラの教室では、妊婦さんや出産後のママのためのマタニティフラも考えている。秦野にフラの輪をもっと広げたいですね」と目を輝かせた。
|
<PR>