秦野版 掲載号:2013年11月30日号
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「藤庵ものがたり道草抄その十」を出版した 佐藤 テル子さん 平沢在住 79歳

凛と前を向いて

 ○…「生活に追われる中で、自分が本当にやりたいことに手を付けられないまま、時は過ぎていったりする」。70歳で「今やらなければ」と決意、2007年から毎年童話集を出版し続けている。そして今月、「道草抄シリーズ」の10巻目を刊行した。

 ○…秦野で過ごした子ども時代。農家の7人兄弟の2番目だった。学校から帰ると、カバンをさっとうちに置き、友達のいる道端へ。柿の木に登ったり、男の子と喧嘩をしたり…「やんちゃなテルちゃん」で知られていたが、その頃から文を書くことは好きだった。

 ○…24歳で東京の出版社へ就職し、事務員になった。家を出るときは「絶対に結婚なんかしない」と決めていたが、同じ会社で業界新聞の記事を書いていた男性と出会い、結婚。「旅行好きだった主人に、ずいぶんといろんな場所に連れて行ってもらった。自由な結婚生活だった」と結婚生活を振り返る。そう話すときの表情は朗らかで、愛しみに満ちている。仕事を辞めたあとも主婦業に追われ、なかなか随筆活動はできなかった。そんな中、夫が43歳で他界。会社から「うちで面倒をみるよ」と声をかけられたが、母に勧められて秦野に戻った。

 ○…一人で生きていくため、30代からずっと続けていた茶道で生計を立てていくと決めた。開いた教室は、バブル前には90人の生徒を持つようになった。忙しさのせいで、教えながら居眠りをしてしまい、弟子に心配されたことも。今でも、週に5日は教室を開く。

 ○…茶道教室の合間には両親の頃から持っている畑で野菜作り。そんなとき、「きゅうりやトマトが話しかけてくる気がして」、メモに残したのが童話創作の始まりだった。2007年3月「生きた証として残せたら」と考え、作った童話を自費出版した。「目標は20冊まで作ること。夢を持ったっていいかなと思って」。その口ぶりは軽快で、眼差しはきらめいていた。
 

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