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秦野版 公開:2014年2月15日 エリアトップへ

ドイツ国家認定フロリストマイスターを取得し日本で活動する 橋口 学さん 寺山在住 45歳

公開:2014年2月15日

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本質への探究心

 ○…名人、師匠を意味する「マイスター」。ドイツでフラワーデザインを学び、30代前半で「フロリストマイスター」の称号を取得した。その後しばらくして帰国。現在日本各地でセミナーを行い、自宅などでアレンジメント技術や植物の造形理論について教えている。

 ○…出身は鹿児島県。母親が花屋を営んでいた。大学卒業後、花の販売やアレンジメント教室を展開する会社に就職。その頃日本に入ってきたドイツの理論的な考え方や技術に「今まで漠然としていた事や疑問がわかる気がした」と刺激を受け、27歳の時渡独を決意。「ドイツ人は議論好き。お互いを知ろうと時にはケンカにも」と話す。ホームステイ先の家族も「じっくり私の話を聞いてくれた」と微笑んだ。「見本のまま作るのではなく、まず植物について知ること」、それがドイツで学んだことだ。「色や形など、自然の中で受ける印象をそのまま伝えたい」と制作に励む。好きな植物には枯れたススキを挙げた。

 ○…趣味を聞くと、ふっと考え込み「何だろう…植物が面白すぎて」とはにかんだ。とはいえ家族と過ごす時間は癒しと活力の源となっているようだ。この春小学生になる息子と夫人、3人で行くカラオケは休日の楽しみの1つ。「何時間もいるよね」と夫人と笑いあう。「歌うのは尾崎豊とか。子どもはドラえもんの『ジャイアンの歌』を歌ったりしているよ」と話す表情は優しい父親の顔だ。「練習が好き」と、中学から始めたアコースティックギター。最近は中島みゆきの「時代」を練習中。映画音楽も作曲家で選ぶほどの音楽好きだ。アトリエにはいつもメロディーが流れている。

 ○…夫人とは会社員時代に出会った。マイスター取得後しばらくして結婚し、3年間ドイツで一緒に暮らした。「色彩感覚は彼女、デザインは私」。1つの作品を作る際も、夫人の感性に敬意を払い大切に思っている。夫婦二人三脚、これからも共に歩んでいく。

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