秦野版 掲載号:2015年6月27日号
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日本七宝作家協会展で東京都知事賞を受賞した 市野 妙子さん 南矢名在住 70歳

柔らかな心、作品にうつし

 ○…草花とキツネの親子がモチーフとなっている3枚の七宝絵の小品。優しい色合いとストーリーが見えてくるような作品から、作り手の内面が垣間見える。「日本七宝作家協会展」で東京都知事賞を受賞。一般部門では最高の賞を受賞し「本当に光栄なこと」と微笑む。7月25日から31日までは、東京都美術館で展示も行われるという。

 ○…七宝に触れたのは子どもが小学生のとき、PTAの成人教育の一環として行われた講座を受講したときが初めて。同じくPTAの仲間だった松本祐昌氏に基礎を習い、その後はほとんど独学で続けてきた。15年前、秦野美術協会展に出品したことがきっかけで会員推挙を受け、今は同会工芸部会の会員でもある。

 ○…これまで日本七宝作家協会展には4回ほど出品。過去には奨励賞も受賞しているが、「賞に挑戦しよう、と思っていたわけではなかったので、都知事賞受賞は驚きました」と話す。「松本先生に出してみたら、と声をかけていただいたのがきっかけで。嬉しい事だと思っています」。そう語る声は柔らかい。七宝焼きの技法の中でも、細い銀線を折り曲げながら図柄を象っていく有線七宝が好き。「思い描く色合いや濃淡が一番表現できる技法なんです」。一見穏やかな表情の内側に、細かく根気のいる技法を好む粘り強い性格が隠れているようだ。今回、出品した作品は足柄古道の景色から着想を得た。「主人に良く連れて行ってもらいます」と笑う。

 ○…子どもの頃は転勤族の両親について各地を転々とした。それでも仲が良かった友達とは文通で繋がり続け、今も交流があるという。「作品を楽しみにしてくれているのは心強いです」。結婚を機に秦野へ。七宝の趣味には娘や息子も協力してくれ、時にはアドバイスもくれるそう。「少し大きな物を作ってもいいかな、と思っています」。新たに得た刺激と着想を、これからも作品に映しとる。

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