秦野市は1月9日、ファミリーマート秦野市役所前店を経営する(有)ナガシマ(永島等代表取締役)と協定を締結し、店舗内にAEDを設置した。市が費用負担しコンビニエンスストアにAEDを設置するのは初の試み。
秦野市では現在、市内の公共施設に87台のAEDを設置している。しかし、設置場所が各施設の事務所内などが多く、使用できる時間帯が施設の開館時間に限られ、夜間や休館時には使用できない状況にあった。
そんな中、他市では365日24時間営業のコンビニにAEDを設置している例もあることから、秦野市でも導入を検討。まずは、市役所に一番近いファミリーマート秦野市役所前店に試行的に設置することにしたという。
同店を経営する(有)ナガシマの永島社長は、秦野市からの申し入れについて本部の(株)ファミリーマートに話をしたところ、同社も全国的に地域貢献としての協力を積極的に実施していることから、今回の申し入れも受け入れが可能となった。1月9日には秦野市と(有)ナガシマで協定が締結され、AEDを設置。AEDはレジ付近で保管され、緊急時には店舗スタッフに声をかければいつでも使用することができる。また、今後は入口付近にAED設置店であることを示すポスターも掲出予定だ。
「近くには小・中学校もあり、休日にはスポーツの練習も行われています。いざという時に店舗にAEDがあれば、助かる命もあるのでは」と永島社長。AEDにかかわる費用は市の負担となるが、同店舗では今後、店長やマネージャーを中心に応急手当講習会を受講する方針だという。永島社長は「うちの店舗だけでなく、他のコンビニにも広がっていくように期待したい」と話す。市健康づくり課は「効果を検証し、他のコンビニへの導入も検討していきたい」と話している。
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