秦野版 掲載号:2019年2月8日号
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第50回全国吟詠コンクールで優勝した 森本 正弘さん 立野台在住 77歳

「音楽が性に合っている」

 ○…「出番が中盤で、有利だったんだと思う」とにっこり。詩吟の全国大会で優勝し、驕ることなく謙虚な姿勢で話す。詩吟を始めたのは、2012年の2月。「健康のために声を出したいと思って始めた」。その翌年には神奈川県大会初段・2段対象の部門で優勝。その後も3段・4段対象の部門、5段〜7段対象の部門でそれぞれ準優勝の経験があり、今年ついに全国制覇を果たした。

 ○…京都出身。音楽が好きになったのは、小学校の発表会で大太鼓を担当した時。「来校していた宮田ハーモニカの社長に『リズム感があって、とても良い』と言われて、音楽に目覚めた」。中学では、吹奏楽部に入り金管楽器のバリトンを担当した。当時は歌が苦手だったという。「授業の歌のテストは、吹奏楽部ということで免除してもらった」と笑う。高校でも吹奏楽部に入ったものの、部の仲間に「軽音やろう」と声を掛け、バンドを結成。ドラムも演奏した。将来も音楽の道に進もうと思うほど、のめり込んだ。

 ○…「音大には入れないし、アルバイトしながらバンドも難しいと思い、高校卒業後はとにかく稼ごう」と、地元の印刷会社に就職。24歳の時縁あり秦野へ来て、横浜の郵便局に勤め始めた。朝から晩まで働きづめで、終電がなくなる日もあった。「忙しい時期は、3時間ぐらいしか寝ない日もあったなあ。趣味やる間もなく仕事でいっぱいだった」と懐かしむ。

 ○…「音楽が性に合っているのかな」。定年後は詩吟に加え、ウクレレやオカリナも始め、趣味に時間を使えるように。「これまで1番をとったことがなかったけど、詩吟で1番をとれて、とても良い思い出になった」と目を細める。「ずっと健康で、元気に趣味を続けていくことが生きがい」と笑顔が溢れた。

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