秦野市は2021年12月から始まる中学校完全給食に向け、公募型プロポーザル方式で募集していた施設整備及び運営事業の優先受注者を「ハーベストネクストグループ(代表企業ハーベストネクスト(株))」に選定した。
「秦野市学校給食センター(仮称)」は、曽屋の旧水道局庁舎跡地(曽屋830の1)に建設される。
センターは市が事業グループに定期借地権付きで貸し付け、グループが建設した施設を市が借り受け、調理と施設の維持・管理業務を委託する。契約期間は22年間。この手法では建設資金を民間が一時的に調達するため、市が単年度で多額の負担をしなくて済むことになる。
今年7月から受注者の募集を開始し、9月にハーベストネクストグループを含む2グループからの申し込みがあったが、1グループは10月4日までの事業提案書期限に提案書を提出しなかったことで辞退。地元企業を含むハーベストネクストグループのみがプレゼンテーションを行った。
学識経験者や学校関係者など8人による選定委員会の審査では、同グループが全国で100以上の自治体で給食事業を行っていることや公民連携事業にも精通していること、また、衛生管理やアレルギー対応では専用の調理室、専門の職員を配置することなど、市の要望に応える内容となっていることを評価。1000点満点で786点という高評価になった。さらに食育のために見学通路や研修施設なども設置予定で、市の現状が理解されている点も評価されたという。
市は年内には基本協定を締結したいとしている。
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