秦野市の市民体操「はだのさわやか体操」を考案し指導してしている 川向 妙子さん 今泉在住 72歳
楽しさが継続の秘訣
○…20年以上秦野市民に親しまれる「はだのさわやか体操」。誰でも日常生活の中で取り入れられる全身運動として健康維持や介護予防の助力になっている。「楽しい、またやりたいと思ってもらえることが指導のモットー。それが長く続けられる秘訣」と微笑む。
○…東京都出身。中学生のときに教師からの推薦で全校生徒の前でラジオ体操をリードしたことを機に、体操の楽しさを実感した。新体操の強豪校に進学、東京女子体育大学3年生の時に世界選手権の団体競技に挑み、日本の初出場・5位に貢献した。「海外の選手は体が柔らかくて、世界との差を感じた。とても刺激になった」と振り返る。卒業後は東海大学体育学部で生涯スポーツをテーマに教鞭をとった。当初は日本代表選手で、「講義後に国立にある母校で練習し、翌日東海大に戻る生活。なかなかハードだった」と笑う。
○…1999年に秦野市から体操の制作依頼が大学にあり、白羽の矢が立った。学部長と案を練った際に意識したのは「ラジオ体操にない動きを取り入れること」。国民に親しまれる体操と共に続けられるよう「ステップ」を取り入れた。「転倒するのは体の重心がずれたとき。片足で全体重を支えられる感覚を身につける力を養えるものになればと」。指導に行くと難しいと言われることもあるが「練習するとできるようになる。できた、楽しいと言われたときが嬉しい」という。
○…子どもの頃から動物が好きで、今は保護猫を中心に8匹を飼っている。猫たちが体を動かせるよう、駐車場を庭にしたほどの愛猫家。コロナ禍で体を動かす機会が減り、体調の変化を感じているという。「体を動かすことは大切。限られた環境の中でも伝えていきたい」と話した。
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