女性視点での防災を普及する「なでしこ防災ネット」の代表を務める 吉田 トシ子さん 沼代新町在住 71歳
いつも柔軟な視点で
○…家庭や地域に密着していることが多い女性の視点で、防災力を高め災害に強いまちづくりを目指す活動は、今年で16年を迎える。メンバーは10人で、民生委員や防災士など様々な知識や経験を持つ。「個々の特技を生かして、楽しく活動することを心がけてきた。みんながいるからこそできること」と感謝の気持ちを述べる。
○…防災に興味を持ったのは、2004年に娘の勧めで防災士の資格を取得したこと。「日常生活の視点が変わった。何気なく見逃していた危険な場所に目が向くようになった」。同時に子どもや高齢者と接することが多い女性が防災の知識を得る必要性を感じ、防災士の資格を持つ女性などに声をかけて05年に「なでしこ防災ネット」を立ち上げた。防災マップの作成や防災教育を目的としたキャンプを行うなど活動を続けていく中で、福祉や保育、食育、環境など様々な分野の団体と連携し、幅広い視野で防災・減災を考えられるようになった。東日本大震災発生時は保健福祉センターに勤務中で、利用者を安全な場所に避難誘導した。「日頃の活動や知識が生きた」と振り返る。
○…子どもが受験生だったとき「お母さんも勉強する」と20年以上前から”1年に1つ資格を取る”ことをルーティンにしている。取得した資格は茶道やパソコン、色彩、秘書検定など多岐に渡る。いま一番の楽しみは、孫と過ごすこと。「必要とされていることが嬉しい。子どもたちから学ぶことも多い」と声を弾ませる。昨年はコロナ禍でなでしこ防災ネットの活動が制限されたが、今年は講座のオンライン開催を計画中だ。「防災は柔軟な視点が大切。その時、その場所のニーズに合わせた活動ができれば」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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