広畑小学校と大根小学校で1月30日と31日、児童が不審者に遭遇した際にセブン-イレブンの店員に助けを求める緊急避難訓練が、秦野警察署協力のもと行われた。児童は怪しい大人に声をかけられた時、どのように対処し大人に助けを求めるかを実践を通し学んだ。
これは秦野市と(株)セブン-イレブン・ジャパンが「安全で安心な暮らしの実現」や「地域経済の活性化」などを目的に結んだ包括連携協定によるもの。同社が市に提案し、実施の運びとなった。県内では横須賀市で初めて実施されており、秦野市は2例目となる。
近くの店舗も協力
31日、大根小2年生を対象にした訓練では同社の社員と、セブン-イレブン東海大学駅前店の古郡智成店長が来校し、体育館に仮設店舗を設置。不審者役の警官が友達を待つ小学生グループに声をかけ、店舗に助けを求める想定で進められた。
不審者が「お菓子をあげるからおいで」「親が倒れたから車に乗って」など声をかけるパターンから、道を聞くふりをして腕をつかもうとする人、名前を聞き無断で写真を撮ろうとする人などさまざまなケースを用意。店に駆け込み、店員が不審者の特徴を聞き取り通報するまでの一連の流れが行われた。「車が多いから気を付けてね」と見守りの人のふりをするパターンも挟み、児童の判断力も試された。
秦野警察署生活安全課の久保武次課長は、「難しい判断だけど、本当に助けが欲しい場合もあるので親切にする心は忘れないで欲しい」と講評。その一つの判断基準として、「大人の手が届かない距離がどのくらいか」と「それ以上近づいたら警戒し距離を取ること」も教えた。また、今回は集団での訓練だったが、「一人でいる時に遭遇したら、とっさにどうするかを考えてほしい」と付け加えた。
大根小2年生の木村環太さんは、「いろいろ学ぶことができました。知らない人についていかない、近すぎる距離で声をかける人もダメなど、ためになりました」と感想を話した。
全国のコンビニはセーフティステーション活動を行い、店舗を緊急時の駆け込み場所にしている。セブン-イレブンはこの取り組みの一環として行政と包括連携協定を結んでいる。
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