「はだの葉ニンニク」が2月8日に「かながわブランド」に登録された。神奈川県下で栽培されている葉ニンニクの中では初の登録で、3月14日にはJAはだの農産物直売所「はだのじばさんず」で生産者らがキャンペーンを実施。PRにつなげるため「はだの葉ニンニク」や秦野産の豚肉を使用した新商品「葉にんにくバーグ」の販売もスタートさせた。
秦野市内での「はだの葉ニンニク」の生産は2015年、はだの都市農業支援センターと神奈川県農業技術センターの支援と、JAはだのの後押しで始まった。
生産を行うのは、「JAはだの葉ニンニク研究会」(諸星一雄会長)の農家11人。合計50・6アールで生産を行い、定期的に互いの畑を巡回して、栽培技術の向上に努めてきたという。
通常のニンニクは球根部分だが、葉ニンニクはその球根が大きくなる前に収穫し葉や茎の部分を食べる。ニンニク特有のにおいがあることから、野生動物の食害を受けにくく、鳥獣被害の多い地域でも栽培しやすい。耕作放棄地の解消にも期待がかかる品目となっている。
また、見た目はニラに似ているがニラよりも肉厚で、通常のニンニクよりは香りと味が強すぎないのが特徴だという。
同研究会では生産にあたり、品質の統一性を図るため、「ハーリック」という品種の種子を共同購入。この「ハーリック」は暖地系の極早生種で、収穫性が高く、食味が良いという特徴があり、11月頃から4月上旬までが出荷時期となっている。
地元商店・菖蒲庵と共同開発”第3弾”
同研究会では、これまで「はだの葉ニンニク」の知名度を上げようと、様々なPRを展開。特に、「一般市民の消費につなげるには、調理方法を知ってもらうことが重要」であると、地元の点心専門店「菖蒲庵」(秦野市鈴張町)と共同開発し、葉ニンニクを使った加工品の販売も行ってきた。
第1弾は「葉にんにく餃子」、第2弾は「葉にんにく入り海鮮チヂミ」。第3弾となる今回の「葉にんにくバーグ」は、葉ニンニクや秦野産の豚肉など、地の食材を使い、シューマイの皮で包んだ加工品。3月14日から冷凍食品として販売されている(9個入650円税込)。
諸星会長は、「かながわブランド」の登録について、「ブランド登録は強みになる。栽培を初めて9年目を迎え、技術も向上しているので、さらに特産化を進めていきたい」と話す。
「はだの葉ニンニク」そのものの販売は4月中旬頃に終了予定。その時期を過ぎると、葉が固くなるので、一般販売には向かないという。そのため、「『葉にんにくバーグ』などの加工品として販売することで、年間を通した消費につなげていきたい」と諸星会長は話している。
「はだの葉ニンニク」と「葉にんにくバーグ」は、はだのじばさんずで取り扱い中。
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