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秦野版 公開:2011年6月25日 エリアトップへ

関東大会通算20回目の出場を果たした秦野総合高校女子バレー部の顧問 濱田 貴代美さん 厚木市在住 50歳

公開:2011年6月25日

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熱血・スポ根 バレー部の母

 ○…4年前に同校へ赴任。「初顔合わせで”日本一のチームになろう”と呼びかけたら、感極まった生徒が大泣きして」と嬉しそうに振り返る。バレー部の指導は「本当の親子以上の関係」。そして「熱く真剣に」。以前の赴任校では出産後7か月で復帰。子どもの世話は体育館のすみでマネージャーがしていたという。各部員は願いをこめた”コートネーム”で呼んでいる。繋がりは強く、現在同校バレー部の嘱託を務める20年来の”相棒”は、昔の教え子だ。

 ○…山梨県生まれ静岡県育ち。「成績オール3の平凡な子」が、地元のスポーツ教室に通い始め「体育が5になり自信がついた」。その影響で他の成績も上昇。貫く思いは「後悔しないよう本気で」。「典型的な熱血、スポ根好き」と笑う。担任に憧れ、教師を志したのは小学4年生。「大学に行くため家族会議まで開いた」と悪戯っぽい表情。念願の教職に就いて約30年、「高校教師は、人生の岐路に関わる、やりがいある仕事」とキラキラした瞳で語る。

 ○…テレビや映画は「感情移入して泣いちゃう」。特に歴史系やノンフィクションが好き。「横山光輝の三国志漫画は全巻持ってるの。劉備玄徳の仁義を重んじる生き方が好きで」と身を乗り出す。夫と娘と3人暮らし。夫は同じく県内高校の保健体育教師。陸上部を指導する。「夫は理論的、私は感情的。正反対だからケンカもするけれど、学ぶことも多い」と照れ臭そうに笑う。娘もバレー部だったが、別の高校に進学。初めて娘のバレーを見たのは共に出場した関東大会で「思わず涙しそうになった」と語りながら目が潤む。

 ○…残念ながら今回の関東大会は初戦で敗退。「心に一瞬の差があった」と分析する。「人間だから転ぶこともある。ただ立ち上がることと、石ころ一つでも拾って立ち上がることは違う。仕切り直し、攻めの姿勢で大暴れします」と目に闘志の炎が灯った。
 

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