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秦野版 公開:2011年11月26日 エリアトップへ

落語家として活躍する 春風亭一左(いっさ)さん 秦野市出身 32歳

公開:2011年11月26日

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惚れた弱み「一生落語」

 ○…春風亭一門、春風亭一朝の4番弟子で、現在「二つ目の3年目、修行中の身でございます」と落語家の独特な語り口調。「日々修行なんです…というより染み付いちゃって抜けないんですね」。流れるような話し方。聞く方は自然と笑顔になってしまう。

 ○…弥生町出身。体を動かすことと目立つことが好きで、中、高校とテニス部ではエースを務めていた。建築家を志し大学に進むも「絵に描いたようなダメ学生。遊んじゃいまして…」。20歳の時秦野を飛び出しもう一つの夢であった舞台の道を志すことに。運命の出会いは25歳。「勉強がてら、鈴本演芸場に寄ったんです」。その時に聴いたのが現在の師匠の落語だった。「実は初落語で。でもなんかいいなーって。しっくり来てね。まぁ簡単に言えば師匠に惚れちゃったんです」と照れ笑い。2日連続で演芸場に通い、入門を頼み込むとあっさり許可が下りた。「嬉しくてねぇ」と振り返る7年前。「今は後悔していますよ」と笑わせる。「落語の道は、極めるのに一生かかります。やめられませんからね。落語が好きなので。惚れた弱みですよ」と照れた表情で頭をかく。

 ○…江戸の下町、町屋に一人暮らし。「落語は1人舞台。舞台でも私生活でも”一人暮らし”ってのは楽しくも寂しいですね」と眉を下げつつ笑う。趣味はサーフィンやテニスなど。休みには”落語協会サーフィン部”で老人ホーム講演のボランティアを行ったりも。ちなみに「部員は私ともう1人だけなんですけどね」。

 ○…「時代の流れはありますが、良いものは良い。古き良きものを伝えていきたい」と語る。秦野でも定期的に寄席を行っており「地元へ恩返しの気持ちだったんですが、私が地元に勇気づけられる一方で」と苦笑い。これからも「一生落語」。「笑うと健康になる。健康に良い落語を多くの方に聴いていただき、元気になってもらえれば」と、この日一番の笑顔を見せた。
 

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