市内各小学校を回り外国語活動の巡回指導授業を行っている 山口 昌男さん 戸川在住 ４５歳
いつも笑顔の”グッチー”
○…市教育指導課の指導主事として、市内全13小学校の５、６年生のクラスを１人で巡回し、外国語活動の授業を行っている。授業での呼び名”グッチー”は中学校教員時代に生徒が付けてくれたあだ名だという。「今でも道で”あ、グッチーだ！”って言われることがあります」と照れ笑いを見せる。
○…東京都生まれ、神奈川県大和市育ち。バブルまっただ中の就職時期、教員志望に対する周囲の反対の中「後悔するよりもやりたいことをやれ」との恩師の言葉が背中を押したという。秦野市の中学校の英語教師として、東中学校、渋沢中学校、南が丘中学校で16年間教壇に立ち、その後教育委員会に異動して現在６年目になる。中学、高校、大学とバスケットボールにいそしみ、教員時代も部活の顧問を務めたが、教育委員会に入ってから「半年で10キロ太りました。太らない体質だと思ってたんだけどなぁ…」と困った表情でお腹をさする。
○…元中学校の家庭科教師で、現在南小学校教師を務める妻と二人の娘、”末っ子”のビーグル犬、ビリーと５人暮らし。教員時代なかなか取れなかった休日は、家族と過ごすのが一番の楽しみだが「今度は娘たちの部活が忙しくなっちゃって…」と肩を落とす。最近のストレス解消は昨年買ったバイクでのドライブだが「自分ばっかりズルい！と家族に言われましたね…」と苦笑い。だがやはり家族の話をする時は楽しげに声のトーンが一段上がる。
○…市が進める幼小中一貫教育に活かしたいと、平成21年度に小学校の２種免許を取得した。かつて実際に小学校教員を志したこともあり、今回の巡回指導は「公務とは言えやっぱり嬉しかったです」とにっこり。子どもたちへの教育も大人や学校への教育も本質は一緒かもしれないと感じたという。「笑顔が見える、やって良かったと思える授業、仕事をしていきたいです」と笑顔で話した。
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