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秦野版 公開:2012年2月11日 エリアトップへ

県農業経営士協会の代表を2期務め1月27日に県知事から感謝状を贈られた 冨田 新一さん 平沢在住 61歳

公開:2012年2月11日

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熱い信念で農業経営

 ○…震生湖の近くで冨田農園を経営し、温室設備のもとでシクラメンや夏野菜の苗、ハイビスカスなど鉢物を育てる。「様々な人の力を借りてやってきた。自分の力ではできないこと」と受賞を振り返る。

 ○…市内平沢出身。実家が農家だったため自然に農業高校へと進学した。シクラメン農家のもとで2年生時に積んだ研修がきっかけで、自身もシクラメンを栽培しようと決意。卒業後、茅ヶ崎の農家で2年間にわたり修行したが「1年目は1日も休みが無かった。あの生活は真似できないよ」と笑う。昭和46年、農園を開業。水も電気も道路も無かったが「土地を拡大して農業経営しようと夢を持っていた。農業一本でメシを食っていく」と堅い決意のもとで始めた。経営は順調に進み、今では約3000坪の敷地の中で約1200坪の温室を運営するまで拡大した。農業は、毎日の天気を観察しながら作業することが必要と説明する。「自然には勝てない。計算通りに行かないから、うまく付き合わないと」と話す。

 ○…「バブルがはじけてからシクラメンなどの高級な花はなかなか売れない。野菜の苗は安定しているんだけど」と現状を明かす。農業の将来も真剣に考えており、TPPにも「発展のために競争原理は大事。でも、経済面だけで語ると国内の農業は上手くいかないよ」と熱く説明する。

 ○…妻、両親と同居。敷地内の別宅には長男夫婦と3人の孫が住んでいる。「孫は毎日のように温室まで遊びに来てくれる。遊び道具もそこに置いてあるよ」と表情を崩す。農業に携わる長男が将来的には農園を経営する予定だが、「若い時から責任を持ってほしい」との想いから、現在は別経営で任せる。「緑の山、水、農地があると豊かな街になれる。農地の必要性を広く知ってもらいたい」と力説。「良くも悪くも農業には定年が無い。農業に一生を捧げていくつもり」と優しい笑顔を見せた。
 

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