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秦野版 公開:2012年3月3日 エリアトップへ

福島の風評被害を減らすためのCDを製作し世界各国に配った 椎野 祐介さん 南が丘在住 29歳

公開:2012年3月3日

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”リアルな福島”を世界へ

 ○…世界中のアマチュアミュージシャン18組に曲を提供してもらい、『福島のための』CDを製作。それを各国に届け、家族、友人、ファン…へ福島の現状を伝える草の根活動を展開している。「海外の人たちに、ローカルレベルで”リアルな福島”を知ってもらい、被災者には『世界中に応援している人がいる』と伝えたい」と見据える。CDを手にした人からはメッセージと写真を送ってもらい、1冊に編集中。近く福島県を訪れ、設置を協力してくれる場所に配る予定だ。

 ○…昨年4月から、幼なじみと共に福島県南相馬市でボランティアに参加。宮城や岩手に比べ、ボランティア数が圧倒的に少ない現実を知った。幼なじみの職場の外国人を誘っても、「福島なら」と直前にキャンセル。「おかしいね、そこには人がいて、残ってがんばっているのに…と話しになりました」。何かできることを、と思いついたのがCD作成。中には、現地で知り合った高校生に宛てた自分たちの一曲も収めた。「恋人を震災で失った彼は、彼女のためにも南相馬を復興させるとガレキや泥だしを率先してやっていた」。つながる人を少しでも元気づけたい、その一心で動く。

 ○…小4のとき秦野市へ。中学で生徒会長を務めるなど活発な子ども時代だった。音楽活動に本気で力を入れたいと大学を中退。4年間活動した後、両親の薬局開業に合わせて地元に戻った。経理、労務など事務方を一手に担い5年、「より地域の人に役立つ仕事がしたいという思いが膨らんでいました」。そして震災。南相馬では地域のつながりの強さを感じた。「自分は地元で何もしていない。じゃあ、地域の人が集まれる場所を作ろうと」昨年、南が丘に飲食店を開業した。

 ○…友人の力をかりて手作りした店は、赤ちゃん連れから男性同士まで幅広い層で賑わう。「店も自分もまだまだ。これからが楽しみです」と大きな目を輝かせて、大きく微笑んだ。
 

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