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秦野版 公開:2012年6月2日 エリアトップへ

第11代秦野市交通安全協会会長に就任した 中田定美(さだよし)さん 平沢在住 69歳

公開:2012年6月2日

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事故ゼロで秦野に恩返し

 ○…「通学路での子どもたちの痛ましい事故や、増加している高齢者の事故。これらを防止する活動に重点を置きたい」と新会長への就任に襟を正す。市や警察、自治体と協力して交通事故防止の啓発活動を行う秦野市交通安全協会は今年で64年目。恒例の街頭活動に加え「子ども目線、高齢者目線で見た車の現状など生の声を調べたい」と新たな取り組みにも意欲的だ。

 ○…交通事故防止には、「何よりも運転手が気を付けることが一番」と力を込める。誰でも自動車に乗ると「善」の自分と「悪」の自分が出てくるという。「『行っても平気だろう』という悪の自分ではなく、『もしかしたら危ないかも』という善の自分を、ハンドルを握った時から忘れないでほしい」。心のブレーキに勝る事故防止策はない。

 ○…毎年4m近い積雪を記録する雪深い富山県八尾町(現・富山市)で生まれ育った。「11月から3月までは雪に閉ざされてしまうから、冬はみんな出稼ぎに出ていた」と振り返る。東名高速道路の建設に携わり秦野の地を踏んだのは25歳の時。子どもの小学校入学などもあり、この地に根を下ろした。「子どもたちが元気に育ったのは、地域の皆さんのおかげ。自分も秦野に何か恩返しをしたかった」と39歳で同協会へ。以来30年、同協会のほかにも秦野警察署協議会会長や自治会副会長なども歴任した。「いろいろな人と出会えていろいろなことを学べる。嬉しいし、楽しい」と、何事にも精力的な姿勢が人を惹きつけるのかもしれない。

 ○…仕事は建設業の社長だが、今も作業着に身を包み、最前線の現場で汗を流す。共に仕事をする長男、次男と夫人の協力には「本当に感謝している」と眼を細める。若い時に肉親を病で亡くした経験から健康には特に気を付けている。「仕事や協会で体を動かすことが健康につながる。元気な限り、地域のために働きたいね」。満面の笑みから、地域愛が伝わる。
 

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