神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2012年8月25日 エリアトップへ

秦野市で初めて野菜部門のエコファーマーに認定された 藤田 譲さん 三廻部在住 52歳

公開:2012年8月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

チャレンジ精神で転身

 ○…化学肥料や化学農薬を減らし有機肥料を多く使用するなど、環境に優しい農業生産を実践している者が認定されるエコファーマー。秦野初となる野菜部門での認定に「エコファーマーの仲間を増やしたい。みんなで意識を高め、環境に優しい農業に取り組んでいきたい」と意気込む。

 ○…山口県出身。東海大学進学を機に上京し、秦野市でコンピューター関連の設計の企業に就職した。結婚し安定した人生を歩んでいたが、7年前の父の死を機に先の人生を考えるようになった。仕事で大量の生産、消費、まだ使える商品の廃棄が繰り返される現実を目の当たりにし違和感を覚えていた。また、自分が育ったような豊かな環境のもとで子育てしたいと考えて、自然と向き合い多くの時間を過ごせる農業に携わりたいと決意した。

 ○…しかし、農家の生まれではないため新規就農のための土地を借りられない。農業での生計が可能かどうかも未知数だった。全てがわからない中、はだの都市農業支援センターに相談。50歳の2009年末に会社を辞め、紹介された海老名の農業アカデミーに1年かけ通学して県の就農認定を受け、農地を借りることができた。「学校では色んな経歴の人間がいて面白かった。今でも連絡を取り合っているよ」と振り返る。「農業は究極の技術屋」と説明。前職の経験を活かし、データを記録して役立てている。

 ○…妻、長男、長女、妻の両親の6人家族。就農を機に妻の両親と同居をはじめ「マスオさん状態ですよ」と苦笑い。趣味の音楽ではアフリカンドラムのジャンベを演奏。元同僚らと組んでいたバンドについて「最近は時間がないけれど、もう1回やりたい」と願う。自身の野菜は、じばさんずなどで販売。今後は「対面販売や試食を通して、もっとお客さんの生の声を聞きたいね。地元の農作物は絶対に新鮮で美味しいから、地域の農業を応援してほしい」と笑みを見せた。
 

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook