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秦野版 公開:2013年9月21日 エリアトップへ

日立ビッグハードオーケストラでリーダーを務める 村井 忠一さん 寺山在住 70歳

公開:2013年9月21日

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音楽が生み出す人の繋がり

 ○…今年も聴く人がついリズムを取ってしまう迫力ある演奏で、秦野市一大イベント「秦野たばこ祭り」に花を添える。地域のビッグバンドとして市内外の音楽イベントやチャリティーコンサートに引っ張りだこだ。1975年に吹奏楽団として設立。当時からリーダーを務め、工夫を凝らしメンバーを引っ張ってきた。「ジャズだけでなく、ラテンやクラシック、演歌も演奏する」と、多彩なレパートリーがバンドの魅力だ。

 ○…ジャズとの出会いを「ロックオンされた」と振り返る。中学入学時、ジャズ映画を見て「ガーンと来た」と、衝撃が走った記憶は今でも残っているという。その後吹奏楽部に入り、トランペット人生がスタートした。「知らない人とでもすぐに演奏―会話ができる」。奏者同士が通じ合い、自然と1つの音楽を作り上げるその様を「会話」と呼ぶ。ジャズの魅力がそこにあるようだ。また観客との空間も、「一体となって音楽世界を共有する」と楽しそうに話す。施設慰問の際、「元気になったと喜んでくれた。やってて良かったと思ったよ」と目を細めた。

 ○…家族で車に乗り込み乗鞍岳や佐渡島など、オートキャンプに行った思い出は多いとか。結婚し家庭を持った子どもたちが「道具を貸してって連絡してくるんだ」と、少し寂しそうで、しかし温かい父親の顔を見せた。最近では奥さんと2人、家庭菜園が楽しい時間となっている。12月には毎年恒例で「ファミリークリスマス会」を開催するという。富士山の麓の田貫(たぬき)湖畔で、孫たちも集まり泊りがけでパーティーを楽しむとは、まさに絵に描いたような仲の良い家族の形だ。

 ○…「良い譜面を探すことがポイント」と真剣な表情。「曲はメンバーで議論を重ねて決める。良い譜面を用意してベストな音楽を奏でたい」。今後も地元の人に親しまれるビッグバンドとして、多くのイベントで個性溢れる音楽を聴かせてくれるだろう。
 

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