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秦野版 公開:2014年5月31日 エリアトップへ

2014年度の市自治会連合会長に就任した 須山 徹さん 名古木在住 73歳

公開:2014年5月31日

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喜ばれることが活力の源

 ○…「自治会の仕事は地域への奉仕活動。自己満足ではなく本当に必要とされることを」。3期目となる東地区自治会連合会長などの重任に加え、今年は市自治連会長も務める。「今まで自分の生活を支えてくれた地元へ貢献しよう」と定年退職後、積極的に参加し始めたという自治会活動。学校、銀行、役所、企業など様々な場で活躍してきた会員をまとめる難しさを感じつつも、「生きているうちに多くの考え方を知ることができるのは喜ばしい」と前を向く。

 ○…同学年で最も早生まれとなる4月1日生まれ。幼い頃は同級生の中で体が小さく、病気がちの子どもだった。名古木の実家から通った小田原高校では「丈夫な体になりたい」と剣道部で稽古に打ち込む日々を送り、県大会の団体戦で優勝を果たす。「文武両道の校風でしたが、剣道ばかりやっていましたよ」。浪人時代は学業に精を出し、中央大学へ進んだ。

 ○…大学卒業後、選んだ就職先は、新宿駅前に建設中だった京王百貨店。「新しい会社で面白いことをしたい」が理由だった。同店の人気企画「有名駅弁と全国うまいもの大会」は、駆け出しの頃、先輩と全国から選りすぐりの品を集め成功させたもの。「50年経った今も続く企画に携わったことは誇りです」と微笑む。企画室や食品部などあらゆる部門で同社の発展に身を捧げた40年。「人々に喜ばれる商品」を求めて、日本各地に留まらず、ヨーロッパや中国へも足を運んだ。常務取締役まで上り詰め、後輩たちに教えてきた「お客様の立場にたって、物を考える『敬天愛客』」の精神は、地域貢献へと繋がっている。

 ○…現在は妻と二人暮らし。リビングに飾られたあどけない孫たちの写真を眺め、「本当にかわいくてね」と愛おしそうに呟く。家の縁側にはくつろぐ猫たち。「以前、親とはぐれ弱っていたところを助けた」という猫をそっと抱く腕には穏やかな優しさが現れていた。

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