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秦野版 公開:2014年6月28日 エリアトップへ

丹沢山小屋組合の組合長に就任した 山口 恵子さん 堀山下在住 58歳

公開:2014年6月28日

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好奇心は止まらない

 ○…富士山も世界遺産となり登山ブームとも言える昨今。丹沢へ訪れる人も老若男女、多彩なファッション、ハイキングから本格派までと様々。多くの人が楽しんでいる様子を、密かに人間ウォッチングしていると明かした。「皆さんとてもいい表情をしている」と嬉しそう。着任後は右往左往と慌ただしかったが、長という立場だからこそ知る事があり、考える事ができると真摯に向き合っている。

 ○…祖父母の代から続く「どんぐり山荘」他2つの施設を営んでいる。幼少期から山が庭のような感覚だったため、特別「山登りが好き」というわけではなかったという。しかし、施設の責任者となり様子を見るため山を登るようになると、街中では味わえない、非現実的な空間が広がっていることに気が付いた。ここ5、6年の話だ。「あの景色は素晴らしいですよ」と声を弾ませ、今ではすっかり山に心を奪われている。

 ○…登山の他に、旅行や茶道、スケッチなど興味の幅は広い。特に絵を描くことは幼い頃から好きで、美術の道を目指していた時期もあった。始まりは、今は亡き画家、高梨潔氏との出会い。小学生の時、スケッチをするため丹沢を訪れていた高梨氏に絵の描き方を教えてもらっていたという。祖父に画材を買ってもらい、恩師の隣で豊かな自然を描いていた時間を「幸せだった」と目を細める。色々なものを描いてみたいという想いと海外への憧れから、長年望んでいた「先生と一緒にスケッチ旅行に行きたい」という夢が、2008年、高梨氏が他界する前年に実現した。ベルギーやオランダなどを回り、「たくさんおしゃべりした」と振り返る様子は、敬愛する高梨氏への想いがまざまざと表れていた。

 ○…「やろうと決めたらやる」。実現と目標達成に向かって計画を立てたり準備をしたりと努力を惜しまない。山登りと同じ。「次はスイスの山を見たい」とにこり。好奇心は止まらない。

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