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秦野版 公開:2014年9月20日 エリアトップへ

9月5日付で秦野警察署長に就任した 村松 康夫さん 本町在住 56歳

公開:2014年9月20日

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おおらかにまちを見守る

 ○…就任時、署員に話したことは「仕事は正々堂々と。職場は明るく」。法令を順守し、部署間の連携を強めることを目標に掲げる。秦野署赴任前は、県警本部の通信指令課長を務めていた。110番通報を受けて、電話の向こう側にいる市民の声に耳を傾け、現場の警官へ迅速に的確な指令を出すことが仕事だった。「どんな場面でも、心に余裕を持たなければ」。署長に就いた今も、常に相手のことを考えた親身な姿勢を心掛けている。「秦野は風光明媚で、人柄の良い方ばかり。市や住民の方々と手を取り合い、犯罪・事故の無いまちを目指したい」と話す。

 ○…生まれ育った地は、横浜。現在の柔らかい物腰からは想像しにくいが、「子どもの頃は、周りの大人に『落ち着きがない』と言われるほど、外で遊び回っていました」と語る。当時は横浜にも空き地が多く残っており、友達とよく野球をしたと振り返る。

 ○…警察官を志望したのは「人と触れ合う仕事がしたかったから」。長年務めた生活安全課では、住民やボランティア、行政と協力して、防犯キャンペーンやパトロールを実施した。10年間担当した同課の課長職で学んだことは「地域の人々のつながりが犯罪への抑止力になる」ということ。「法律を押し付けず、話し方や接し方を工夫することで、相手の対応も変わる」と話す。警察の立場から一方的に考えるのではなく、地域全体を見守るような物の見方に、大きな心、視野の広さが現れる。

 ○…これまでの勤務地は海岸近くの潮の気配を感じるような街が多かった。就職し、家族ができても趣味として生活を彩ってきたのは、子どもの頃から親しむ釣り。しかし、「緊急時すぐ秦野署に駆け付けられるよう、海岸での釣りはしばらく我慢」という。「何が釣れるか分からないところが楽しい」と話す笑顔に、一瞬だけ、ゴム草履に短パン、麦わら帽子姿の少年の幻影が見えた気がした。
 

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