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秦野版 公開:2015年4月4日 エリアトップへ

第87回選抜高校野球大会で審判を務めた 岩田 国雄さん 平沢在住 47歳

公開:2015年4月4日

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穏やかな瞳で青春見守る

 ○…3月21日から4月1日まで阪神甲子園球場で開かれた「春のセンバツ」。関東ブロックの代表として、そのうち3試合の塁審を務め、「裏方」として大会を支えた。「歓声がこだまする美しいグランドに立ち、選手たちの表情を間近で見て、選手に対する敬意を感じた」と、振り返る。

 ○…平沢出身。おおらかな祖父母や両親に育てられた。小学5年生のとき、憧れて入団した少年野球チームで礼儀や身だしなみまで厳しく教わったことが、今も自己の基本となっている。西中では野球部に入部したが、当時は部員が多く、3年生の夏の大会もベンチ入りを果たせなかった。試合に行くのをためらっているとチームメイトたちが「一緒にスタンドで応援しよう」と家に迎えに来てくれた。「人生最初の挫折を救ってくれたのは友達。甲子園のスタンドで応援をする野球部員の気持ちはなんとなくわかる」と穏やかに微笑む。

 ○…小田原城北工業高校を卒業後、横河電子機器(株)に就職。妻と出会い、3人の子どもに恵まれた。審判を始めたきっかけは、所属する会社の野球部から審判を出さなければいけないという話が出たとき。次第に「高校野球の審判がしたい」という思いが芽生え、2004年、県野球連盟審判部高校登録審判委員のテストに合格。以来10年以上活動を続ける。微妙な判定のときは本当に正しかったのか自責の念にかられる事もあるが、それも真剣に1つのプレーに向き合っている証拠。「良い思い出のために、正しいジャッジをしたい」と、審判バッジを胸に誓う。

 ○…もともとスポーツが好きで、野球以外にもスキーやサーフィンなどにも親しんでいたが、現在は審判としての責任があるので我慢。「健康第一」をモットーに体力づくりや体調管理に勤しむ。「高校卒業後も、審判として甲子園のグランドに立つ喜びがあると、市内の若い人たちにも知ってもらえたら」とはつらつと笑顔を見せた。

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