神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2015年8月1日 エリアトップへ

8月31日までデントコーン迷路を開放している「秦友会」の会長を務める 村上 耕一さん 堀山下在住 31歳

公開:2015年8月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

「しっかり作り、売る」を信条に

 ○…市内の農業後継者による「秦友会」の会長を務めて2年。今年も農業のPR活動を兼ねたデントコーン迷路を作り、一般開放している。「遊びに来た子どもたちが普通に『デントコーン』という名称を使うのでびっくりしました。昨年も来たよと言われると嬉しい」と笑顔を浮かべる。

 ○…代々続く農家に生まれ育った生粋の秦野っ子。昔は葉タバコの栽培なども行っていた。父の代からはミニトマトの栽培を開始。こうした環境の中、大学は東京農業大学に進学した。はじめは農業高校の教師を目指していたが、大学を1年間休学し、オランダに留学したことで意識が変わった。「オランダは施設園芸が盛ん。最先端の農業を一度見たいと思いました」と話す。実際にオランダへ行けば「何もかもでかい、すごい」。農作物を「売り、稼ぐ」という経営についても大きな影響を受けた。

 ○…日本に戻り、大学卒業後に就農。秦野で農業をやりたいと、家を継いだ。秦友会に入会したのもこの頃。村上トマト園としてトマトやミニトマト、フルーツトマトを育てていたが、このうちフルーツトマトを伸ばそうと決意。「5年以内に温室を建てる」と目標を立て実現させた。今では父に代わり、生産と販売を行っている。「今年も甘いのができましたよ」と顔をほころばせる。

 ○…28歳の時に結婚し、今は妻と可愛い盛りの1歳、0歳の子どもたちと暮らす。「秦野は山があるのがいい。ほっとします」。海外経験を経て感じた秦野の魅力だ。血液型はA型、ハンバーグが好物だそうだが「最近脂身が多いのはきつい」と苦笑い。夏場の今は朝4時頃から起き出して農作業の日々だ。「しっかりした物を、しっかり作り、しっかり売る」が信条。農家として続けるには経営状態も課題となる。「子どもが就職するとき農業も一つの選択肢になるよう準備したい」。一人の経営者として、父として先を見据える。

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook