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秦野版 公開:2015年9月5日 エリアトップへ

秦野市立図書館で市制60周年の記念講演を行う 相原 雅子さん 菩提在住 37歳

公開:2015年9月5日

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英文学の魅力 伝えたい

 ○…「これまでの人生で、苦しい時つらい時に支えてくれたのは文学の一説や言葉でした」。白百合女子大学の講師としてイギリス文学を指導する傍ら、長年研究を続けてきた詩人トマス・スターンズ・エリオットの晩年に焦点をあてた共著を昨夏発行。エリオットの人生をドラマチックに、そして訪れた聴衆が、文学を通し有意義な人生を送れるヒントを見つけられるよう願いながら講演を行う。

 ○…秦野市で生まれ育つ。「学ぶことで知識が増えていく事が嬉しかった」という学生時代。どの教科も平均点以上だったが「英語」が壁に。「あまりに分からなくて驚きました」と、家庭教師が付くことに。才色兼備という言葉が当てはまる先生だったといい、「憧れました。先生に一歩でも近づきたかった」と猛勉強。1番苦手な教科が1番得意な教科に変わり、小田原城内高校の外国語コース、白百合女子大学の英語英文学科へ進学。同大学院を修了し、講師として英語、英文学の魅力を伝えている。

 ○…「とにかく挑戦してみる」がモットー。大井町の「ひょうたん娘」としてイベントPRをしたり、雑誌の読者モデル、結婚式場のブライダルモデル等も務めてきた。周りの女性たちの意識が高く、「感化されっぱなしです」と上品に笑う。自身が家庭教師の女性に憧れたように、今度は憧れの対象にならなくてはと背筋を伸ばす。フィットネスクラブに通ったり、今夏は苦手だったお菓子作りにも挑戦している。

 ○…エリオットとの出会いは大学3年の時。大学院進学に向けた研究題材だった。作品は「読めば読むほど難解」といい、その解釈に興味を持った。秦野市の市史編さん等に関わっていた祖父の影響で、幼い頃から漠然と「本を書きたい」という夢があり、これまでに共著を数冊発行。「いつか図書館に単著を並べ、皆さんに手に取ってほしいですね」。新たな夢に向かってまい進中だ。

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