神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2015年12月5日 エリアトップへ

東海大学ラグビー部主将で、関東大学リーグ戦で優勝した 藤田 貴大さん 秦野市在住 22歳

公開:2015年12月5日

  • X
  • LINE
  • hatena

グラウンド駈ける青い闘志

 ○…「やっとプレッシャーから解放されました」と胸をなでおろす。11月22日に秩父宮ラグビー場で行われた関東大学リーグ最終戦。互いに全勝で迎えた流通経済大学との直接対決を31対38で制し、3年ぶり6回目の優勝を果たした。

 ○…人口3千人ほどの青森県蓬田村で育つ。実業団で現在も活躍する兄の影響で青森北高校進学後、ラグビーを始めた。ポジションはフランカー。スクラムから展開する攻撃では、誰よりも先に飛び出して相手を追いかけ、行く手を阻み、ボールを奪う。「僕は175センチで、このポジションにしては上背が足りない。中学生の頃とほとんど身長が変わらなかったのは予想外です」とため息をつくが、日ごろの練習で磨きをかけた持ち味の鋭いタックルで何度もチームを救ってきた。

 ○…「高校卒業後は地元で就職するつもりだった」とぽつり。高校3年生のとき、東海大の木村季由監督からスカウトの声がかかり、大学進学を決めた。当時「大学ではどのポジションでプレーしたらいいですか」と木村監督に尋ねると、返ってきた答えは「キャプテンだな」。その後、次期主将と紹介される場面もあり、「キャプテンを任されることは、なんとなくわかっていた。楽しみな気持ちもあった」と、総勢150人の大所帯を率いる大役にもひるまず、器の大きさをにじませる。

 ○…試合の前日は緊張でなかなか眠れない。「決勝の前日も30分おきに起きてしまって。高校のときは試合楽しみだな、くらいにしか思わなかったのに」と首をかしげる。大学2年生でAチームメンバー入りを果たし、皆が一堂に狙う青いファーストジャージを着続けることの重みを、日々感じている。「失敗したらもう着ることはできないかもしれない。Aチームが身に着けるファーストジャージは特別なもの」。これまで築いてきた誇りを胸に、次のステージの大学選手権に向けて、青い闘志を燃やす。

秦野版の人物風土記最新6

渋谷 勝征(まさゆき)さん

5月6日まで宮永岳彦記念美術館の市民ギャラリーで個展を開催している

渋谷 勝征(まさゆき)さん

松原町在住 80歳

5月3日

根倉 安史さん

秦野あきんど育成会の会長を務める

根倉 安史さん

東田原在住 52歳

4月26日

栗林 範之さん

4月1日に秦野駅駅長に就任した

栗林 範之さん

曽屋在住 55歳

4月19日

瀧沢 利一さん

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した

瀧沢 利一さん

今泉台在住 61歳

4月12日

山口 勇さん

里地里山フォトコンテストで秦野市長賞を受賞した

山口 勇さん

曽屋在住 81歳

4月5日

秋山 重夫さん

上公民館で開催している「四季の絵手紙教室」の講師を務める

秋山 重夫さん

菖蒲在住 80歳

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook